永井豪の漫画「バイオレンスジャック」に登場するキャラクターである。
魔王スラムキングに背いた罰により、四肢を関節から切断され家畜に貶められた人間のこと。
全裸のまま犬のように鎖でつながれ生活し、女の美樹は強姦や獣姦を強いられ、男の了は闘犬に噛まれる、スラムキングに八つ当たりで殴られる等の虐待を受け続ける。
舌を切り落とされているため喋ることすらできないが、腕に着けられた金属のパーツをトントンと鳴らすことで、人犬同士で意思の疎通を成立させている。
飛鳥了と牧村美樹という人気キャラクターがこのような酷い姿で登場するため、多くの読者にトラウマを残すことになったが、特に飛鳥了が人犬に貶められ登場するのは、最終的にきちんと意味をもつことになるので、凄惨な本編ではあるが特に「デビルマン」読者は是非結末まで読んでいただきたい。
ちなみに永井は、終盤に人犬の了がバイオレンスジャックに対しとることになる「ある行動」を描きたくて描きたくて「いつになったら描けるんだろう」と何年も苦しんだそうである。
その他の人犬
「バイオレンスジャック」とは関係なく、手足を切り落とした人物などを描いたイラストにも
このタグが付けられているが、ほとんどの作品はR-18G指定である。
余談
美術家の会田誠の個展に出された同様の表現を、差別的などと抗議していた人権団体があったが、前述の通り永井豪も1970年代には世に出しているものであり、何を今更といったところである。
関連タグ
ヒトイヌカタカナ表記だとpixiv内では手足を折りたたんで拘束され、肘と膝で歩かされるといったSM的なニュアンスが強くなる