西日本鉄道6050形
西鉄初のVVVF車。4両固定編成5本と3両固定編成2本が在籍。同じく4ドア車の6000形・7000形との併結が可能。車両デザインは6000形を踏襲した。メイン画像の車両だが平成生まれ(1995年デビュー)である。前面に違和感を感じる人もいるだろう。
ラストナンバーの6157編成は他の6編成から搭載電動機を捻出し(4両編成は1基×5編成分、3両編成は2基×1編成分で合計7基を捻出した)、製造コストを削減した。この編成は次形式7000形のプロトタイプ(ボルスタレス台車装備・固定窓・主電動機の1両当たり3基化など)となった。7000形の制御方式はIGBT素子によるVVVFインバータ制御に移行したため、この6050形は西鉄唯一のGTO素子使用車となった。
なお、6157編成以降は製造元の川崎重工業から筑紫車庫への輸送方法が変更となった。
従来は兵庫駅から大牟田駅まで甲種輸送後、大牟田で台車履き替えの上で本線を筑紫駅まで回送。6157編成以降の新車はフェリーとトレーラーでの陸送となった(川重兵庫工場から六甲アイランドまで陸送、六甲アイランドから新門司港までフェリー輸送、新門司港から筑紫車庫まで陸送)。
新型の9000形導入を見越してなのか、2016年には6157編成がSiC(炭化ケイ素)使用のVVVF装置に変更された。
名古屋市営地下鉄6050形
2011年の桜通線・野並~徳重間の延伸開業に備えて2010年に登場。5両編成4本が在籍。6000形同様、右側運転台を採用している。車内案内表示装置は第1編成のみ千鳥配置によるLED式、他の3編成はLCD方式である。LCDは名古屋市営地下鉄の車両では初採用。制御方式はIGBT素子によるVVVFインバータ制御。