「肉体を手に入れる力など、我らにとって何の価値があるというのだ?価値があるとすれば、兵器としての力のみ」
演:真山明大
概要
アランの兄にしてアリアの弟。所謂真ん中っ子である。丈の長いローブのような黒い軍服を身に纏っている。また、両耳に羽のピアスを付けている。普段は『眼魔の世界』に居る様子。
ジャベルに「ゴーストアイコンの秘密をアランに教えるな」と命じた張本人であり、何かしらのゴーストアイコンの秘密を知っていたりと、弟と別の思惑を持っている事が推測されている。
本編での活動
第14話にて登場。その時の発言より、人間の世界で活動できる肉体を手に入れる事を目的として活動しているアランとは違って、兵器としての力を手に入れる事を優先させるなど、アラン以上に好戦的で肉体については無意味という考えを持つ。
また第19話において、自身の部下の1人であるイゴールに長官の役職をちらつかせ、彼を使って人間界を支配する為にデミアプロジェクトという作戦を実行させる。そして、いずれは自身が世界の支配者になるという野望を抱いていることが判明する。
第21話において父・アドニスに接触するのと同時に監視し、自分よりも弟のアランを重んじる姿勢や“心”を口走ったことを切っ掛けに、父に変わって自身が彼の意思を受け継ぎ完全な調和の取れた世界を築くため、何らかの策謀を張り巡らせ始める。
そして第22話において、遂に本格的に行動を開始。その手始めとして、祈りの間で祈りを捧げていたアドニスの眼魔眼魂を破壊し暗殺。さらに、アランの眼魂までも破壊し生身の体にした上、その罪をアランに着せて反逆者へと仕立て上げる。
そんな自分は、アリアには嘘の報告をしつつ、自身こそが父の意思を受け付く者に相応しいと称して大帝の地位に就く。そして、新たなる『眼魔の世界』の支配者として君臨する。
ゴースト、スペクターと戦ったときは眼魔ウルティマに変化し、2人を圧倒した。
その後、カプセルに保管されていたジャベルの本体を復活させ、ウルティマ用眼魔眼魂を渡した。
アドニスを結界のある部屋に閉じ込め自由を奪う。イーディスから祈りの間のことを聞き出そうにも「大帝に聞けば良い」とはぐらかされ、父・アドニスから満足するような答えを引き出すことはできなかった。
タケルが眼魂を使い、願いの数を増やし、自身の復活とカノンの快復を願うもモノリスによって妨害された後の祈りの間にて1枚のモノリスが放つ炎に包まれアデルの中へと刻まれるビジョンを見る。
第26話で祈りの間のプレートの1枚が人型に変化していく様子を見て、続く第27話で15枚全てのプレートが自らの姿を模したガンマイザーに変化したことに驚きつつも、新しい力を手にした事に喜びを見せる。その後眼魔スペリオルの攻撃を受けて致命傷を負ったアドニスを殺害し、ガンマイザー・ファイヤーをタケルとアランに差し向ける。その後アランもアドニス同様『不要な存在』と見なした。
第29話では祈りの間の根源が自身を選んだこと、その力を使ってどのような世界を創るのかとイーディスに問われ笑みを浮かべた。
しかし第33話でガンマイザー・ファイヤー、ガンマイザー・グラビティがムゲン魂に敗れて完全に消滅した時は流石に余裕の表情も崩れ、第34話ではガンマイザー逹に対して「お前達は完璧な存在ではなかったのか!」と怒鳴っていた。その後の第35話でも、了承を得ないまま勝手に出動していくガンマイザー逹を見て少なからず苛立ちを露わにしている。
その後、ガンマイザーたちに不信感を抱いていたがウィンドからガンマイザーの秘密を聞き、“力の根源”を手に入れるために自らがガンマイザーと一つになろうと考えるようになる。
パーフェクト・ガンマイザー
ガンマイザーたちから決断を迫られた事で、ガンマイザーの残りの個体と合体した姿。
すべてのガンマイザーの特殊能力を自在に操ることができる、強敵である。
関連項目
アラン(仮面ライダーゴースト)・・・実の弟。
アリア(仮面ライダーゴースト)・・・実の姉。
アドニス(仮面ライダーゴースト)・・・実の父親。