概要
暗所に生息する巨大な蛇。そのサイズたるや40mほどもあり、象のような巨体のトロルコングを簡単に丸呑みにしてしまうほどの大食い。アニメ版では巨大な種はデーモンデビル大蛇とも呼ばれている。
捕獲レベルは21~25とされているが、これは今や全くアテにならない(後述)。
ヘビのくせに腕が生えており、目は顔面から突出し、ライオンのような鬣を持っているなんとも不気味な姿。
主な武器は口から吐き出す毒液と、胃から直接絞り出す消化液。また、鼻先にあるピット器官は0.0001度の狂いも見逃さない強力な赤外線探知機であり、暗闇の中でも獲物を探し出すことが可能。
皮膚は極めて伸縮性に優れており、ギュッと固めることでガララワニを首チョンパするナイフにも耐えることが可能。また再生能力も非常に高い。
肉はものすごく美味い。
ちなみに登場当初こそ「グルメ界からやってきた太古の魔獣」とか「バトルウルフと肩を並べるとされる強さを持つ」として恐れられていたが、作中では本気を出したトリコやココの敵ではなく、さらにデビル大蛇(デーモンデビル大蛇)とバトルウルフが対戦した際にはあっさりデビル大蛇は倒されてしまっており、その後もデビル大蛇以上の捕獲レベルと戦闘能力を持つ生物が続々登場していることから読者の間ではトロルコングと並んで設定倒れのキャラとして半ばネタにされていた。
とは言え、かねてより作者からは「世界のどこかにはもっと強い個体がいる」とフォローされ、さらに人間界編最後の章となった一龍と三虎の過去編ではまだ子供だった三虎がデビル大蛇に挑んで敗北したが、そこでのアカシアの説明でも「世界最大級のデビル大蛇はこの世界の8種の獣たちの王“八王”と比べても遜色ない実力を持つ」とされており、すなわち人間界で登場したレベル20そこらのデビル大蛇はデビル大蛇全体の中でも赤子同然の存在だった可能性があることが示唆されていた。
原種
ネオと八王達との戦いの中で登場したグルメ界に生息するデビル大蛇の原種個体。
人間界に生息する個体よりも遥かに巨大で、ネオですら油断すれば身体を溶かされてしまうほどの猛毒を有している。
エリア5を支配する八王“鹿王スカイディア”の背中を覆う捕獲レベル4000以上の猛獣がひしめく森林地帯に生息しており、ネオを敵視するスカイディアの意志に従って彼が生み出した裏のチャンネルの世界で同じくスカイディアに呼ばれた他の猛獣らとともにネオに襲いかかった。
気になるその捕獲レベルは5100と人間界産の個体とはまるで比較にならず、それどころか同じグルメ界に生息する猛獣の中でも取り分け高い値を誇っている(参考リンク)。
ただ、八王の捕獲レベルのアベレージが6000なため、かつてアカシアが言った「巨大なデビル大蛇は八王にも匹敵する」という説明にはいささか疑問が残るが、それでも現在登場している全グルメ界の生物の中から見ても相当に高いレベルの生物であるということは証明された。