概要
小説『アルスラーン戦記』の登場人物。カーラーンの息子で銀仮面卿の腹心として仕える。
ダリューンを父を討った仇として憎み、裏切り者と言われた父の汚名を雪ごうとアルスラーンたちの前に何度も立ちはだかる。
銀仮面卿への忠誠心は厚く父親への愛情も深いが、真っ直ぐな性格のために視野が狭まく失敗ばかり。
ダリューンも圧倒するほどの凄まじい膂力の持ち主で大剣や棍棒、メイスなど巨大武器の扱いに長じている。
性格と怪力もあって脳筋と思われがちだが、密偵を使った情報召集に長け、騎兵隊教官としても優れた一面を持つ。
第2部では銀仮面卿を探してミスルに逃れ、現地で「黄金仮面」に仕えて反アルスラーン一派を束ねたが、「黄金仮面」が銀仮面の偽者と見抜くもマニッサ将軍の騙まし討ちに遭い殺された。