田中芳樹の小説またはそれを原作とした漫画・アニメ「アルスラーン戦記」の登場人物。
概要
CV:松尾貴司(カセットブック版)/納谷六朗(劇場版・OVA版)/大川透(日5アニメ版)
パルス王国の万騎長の一人。周囲から信望の厚い武人。年齢は不明だが原作第一巻に「中年」と書かれている。
だが、実は敵対するルシタニアの客将・銀仮面卿と内通しており、第一次アトロパテネの会戦では偵察の任についていたが、アンドラゴラス三世に出鱈目な情報を教えて罠に嵌めてパルス軍を壊滅させ、王が逃げたと戦場で言いふらすことによって軍を完全に混乱させた。
さらにはダリューンがアンドラゴラスの不興を買うように仕向け万騎長を解任させた。
この一事、アトロパテネを脱出しようとする王妃の影武者の失言を聞き逃さず正体を見破ったことから見るに情報を扱うこと、人心を操ることに長けていた様子である。
その後、銀仮面卿の臣下としてパルスの大将軍を自称したが、ダリューンと戦い敗北、半ば事故死のような形で最期を遂げる(角川アニメ版では、崖から身を投じて自決する)。
槍術をはじめとする武勇ではダリューンに匹敵するが、年齢などからやや劣る模様。
息子にザンデがいる。
端々の台詞から父親のせいで殺さねばならないアルスラーンには哀れみを覚えていた模様。