概要
旧日本国有鉄道高森線を引き継いだ第三セクターの鉄道会社である。1986年4月1日開業。熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあるJR豊肥本線の立野駅から熊本県阿蘇郡高森町の高森駅までの17.7kmの路線、高森線を営業している。
定期運行の普通列車はすべて立野~高森間の通し運転でワンマン運転を実施。1時間あたり1本程度運行。また、3月から11月までの土日祝日にトロッコ列車「ゆうすげ号」を運転。
平成28年熊本地震により線路の一部が土砂で埋まったほか、鉄橋の梁がゆがむなどの被害を受けたため、全線で運休。30億~50億円に上る復旧資金が必要なほか、仮に資金が確保できても復旧には1年以上かかる見通し。とりあえず被害の少なかった中松駅~高森駅間、7.1kmは同年7月31日に運転を再開した。
日本一長い駅名
「南阿蘇水の生まれる里白水高原」
みなみあそ みずのうまれるさと はくすいこうげん
読み仮名が22文字あり、鹿島臨海鉄道「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅と並んで日本一長い駅名である。あまりの駅名の長さのため、案内やきっぷなどでは「白水高原」駅と省略されて表記。
なお、2001年から2007年までの間は一畑電車にその座を譲り渡していた(「古江」⇒「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」⇒「松江イングリッシュガーデン前」)。