「哲学を嘲笑しうる者こそ、真の哲学者である」――ブレーズ・パスカル『パンセ』
この言葉は哲学する人、他の学問では自明の前提、つまり「当たり前」とされるような根本原理を考究する人に当てはまる。
自然科学と哲学
自然科学は哲学の一分野であった「自然哲学」から派生したものである。16世紀から17世紀にかけた活躍したガリレオや17世紀から18世紀にかけ活躍したニュートンも当時の認識では自然哲学者ということになる。デカルトやパスカルも科学研究を行っているが、当時においては哲学研究の一環とみなされていた。
自然哲学は19世紀前半ごろに、(物理学、化学、生物学など)様々な分野に細分化された自然科学と、科学を対象とする哲学的な考察である科学哲学とに分離したが、心理学、経営学、統計学などの分野で科学と哲学を横断する研究は今なお盛んに行われている。
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