概要
シルクハットとは、表地が絹(シルク)製のトップハットのこと。
クラウンは高く円筒形で、トップが平ら。ブリムは両側が上へ反り、縁が折り返っている。
山高帽等と共にハードハットの一種。反対語はソフトハット(ソフト帽)。
18世紀、男性の礼装用の帽子としては、ビーバーの毛のフェルトで作ったトップハット「ビーバーハット」が人気だったが、乱獲によりビーバーが絶滅しかけたため、代用品として羊毛(ウール)フェルトの帽体にシルクで表地を打ったトップハット「シルクハット」が考案され、普及した。
クラウンの容積が大きく手品師がよく使用するため、マジック用帽子のイメージが強い。
現状、日本では「トップハット=シルクハット」と思われている。ウールや木綿、ポリエステル、アクリルなどで作ったトップハットが、イミテーションの「シルクハット」として販売されている。
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