概要
本来の意味は戦役に就く軍人が上官の許可無く戦場から逃亡することである。
当然ながら勝手に逃げられては士気が低下したり戦線が崩壊して敗北に結び付くので厳重に禁止され、かつてはどこの国の軍隊でも銃殺や絞首された。
現代でも禁止事項たることに変わりなく、死刑と定めている国も多く、軽減された国(一部先進国など)でも懲役刑などの罰則がある。
なお、死守命令などを受けた指揮官が独断で部下をまとめて退却したりするのは抗命罪などになる。
現代では
転じて勝手に責任や持ち場を逃れる者についても敵前逃亡と言う事がある。有名人が何か責任を負うべき局面で逃げて姿をくらます行為など。
ただし、不払い残業や、従業員への暴行といった違法行為が常態化しているようなブラックな職場から逃亡するのはむしろブラックな業務運営の崩壊によって残された従業員も救われる可能性があるので、自分が精神疾患や過労死に追い込まれる前にさっさと逃亡するのが良策である(内容証明郵便で退職届を送り付けてそのまま出勤しないなど)。
というか延々とそんな職場で働き続けるのは悪質な経営陣を利し、それだけでなく健全な労働環境を維持しつつ業務を行おうとする、他の競合事業者や労働者の利益をも不当に圧迫する。だから積極的にそういう職場からは逃亡しよう(できれば暴言・暴力を録音したり、労働時間のメモをとっておくなど違法行為の証拠を残しておくのが望ましいが、すぐに逃げないと心身の健康を損ねるような状況では仕方ない)。
上述のようにブラックな職場で働き続ける事は健全な事業者やそこの労働者の利益圧迫なので、あなたがブラックな職場で働いているとしても同僚がさっさと辞めたりしたからと言って非難したりしないであげよう。むしろ続いてあげてくれ。