ビズリー・カルシ・バクー
びずりーかるしばくー
概要
CV:磯部勉
『テイルズオブエクシリア2』の登場人物。年齢は43歳。
巨大複合企業クランスピア社の最高責任者にしてエージェントを束ねる総帥。
民間人でありながら、国家予算規模の資金を動かす力を持ってる。
そのため、たいていの企業や政府でもクランスピア社に逆らえる者は少ない。
初登場はメインChapter1であり、トリグラフと自然工場アスコルドを繋ぐ特別列車ストックボルム号の完成記念式典に参加するために特別列車に乗車する。
その際にアルクノアのテロに巻き込まれ、同じく巻き込まれていたジュードとルドガーに出会う。
その時のルドガーの対応をみて彼をクランスピア社のエージェントにスカウトする。
その後は雑用であり、リドウの部下であるイバルを通じてルドガーに武器を提供したり、分史世界の情報をつかむとヴェルを通じて伝えるなど彼の冒険やエージェントとしての任務のサポートを手伝ってくれる。
性格は基本的には厳つい見た目に反して紳士的で社交性が高い。
そして彼が何より重視するのは「より高い次の何かへ辿り着こうとする意志とそのための行動」であるため、無策のまま諦めることを選んだ人間には冷徹と言えるほどの厳しさを見せる。
ネタバレ
以下ネタバレ注意
その後はしばらく接触しないが、Chapter13にて「クルスニクの鍵」であるエルをさらって「カナンの地」に向かおうとする。
そしてChapter14にて自身の真の目的をルドガー達に伝えた。
彼の目的は「人類だけの未来を作ること」であり、オリジンの審判を利用して目的を達成しようとする。
具体的には、オリジンの審判や分史世界そのものをなくし、精霊を屈服させて道具として使役することで人類がより生きやすい世界にするという内容であり、人と精霊が共存するという思想とは正反対である。
※この極端な考えに至ったことには理由があり、詳しくは後述する(「過去」を参照)。
カナンの地に潜入後、カナンの地を守っているクロノスと対決をする。
その途中で割って入ってきたルドガー達と「人類と精霊の共存」、そして「エル」をかけた対決をする。
通常時と本気モード(骸殻状態)での対決を終え、フルパワーを使った彼も時歪の因子(タイムファクター)化しかけるが、カナンの地のカウンターが「999,999」で止まっているうちに腹パンチして自害する。彼は最後の最後まで人間という種族の守護と一族の復讐のために戦ったのだ。
これは彼なりに…カナンの地に来た人類の代表として抵抗しようとしたための行為であると思われる。
※万が一カウントが「1,000,000」に達していた場合、人類は「オリジンの審判」に負けていた。
戦闘スタイル
戦闘スタイルは素手であり、通常攻撃でもシャレにならない攻撃力を持っている。
そのため、難易度によっては彼の秘奥義「絶拳」1発で瀕死になることもある。
更に彼もクルスニク一族であるため、骸殻能力を使用してくる(ラスボス戦では常に骸殻状態)。
過去
彼は本編の十数年前にも「クルスニクの鍵」を使用して『オリジンの審判』を攻略しようとしたことがある。
「クルスニクの鍵」はその世界に一つしかないため、「正史世界のクルスニクの鍵」であった自分の家庭教師の女性との間に息子を授かり、家を継ぐ際に彼女を正妻として迎えた。
ところがある日、理不尽な「オリジンの審判」を止めさせるために「原初の三霊」がいるカナンの地に赴いて人類だけの未来を創ろうとした。
しかし、この時代は他にもオリジンの審判を受けようとしていたものがいるため、一族同士で争いが絶えなかった。そして、彼の妻も例外ではなくこの戦いに巻き込まれ、亡くなった。
自分の母親が亡くなった事件の事実を知った息子は彼のやり方に怒りを覚え、いずれ自分も捨て駒として利用されることを悟って家を出て行った。
実はメイドであった妻の妹との間にも二人目の息子がいるのだが、そのメイドは姉の死後に身籠った自分の子どももビズリーに利用されてしまうと悟り、妊娠が発覚する前に失踪した。そのためビズリー自身は第二子の存在を全く知らなかった。後に二人目の息子が偶然にもクランスピア社の入社試験を受けに来た際に、ヴェルによって最初の息子の異母弟であることが発覚し、ビズリーは自分の息子であることを知った。