概要
本名:シュウ=シラカワ
CV:子安武人
魔装機神とも互角の力をもつ高性能ロボット・グランゾンを開発した。
破壊神サーヴァ=ヴォルクルスの復活をもくろんでいる。
ライバルのマサキ・アンドーと並ぶスーパーロボット大戦オリジナルキャラの最古参。
そのポジションははっきり言ってあいまいであり、目的はいつもさっぱり不明。
顔見せだけだったり、味方になったり、隠しラスボスになったり微妙である。
一応、「スーパーロボット大戦EX」シュウの章及びSFC「魔装機神」第2章でヴォルクルスとの因縁は決着している。
αシリーズでは、αでは参戦期間限定の味方として、α外伝では最初から明確な敵として登場するが、それ以降の参戦が無い為、その後の彼がどうなったかは不明。
スーパーロボット大戦OGにも出演しているが、OGシリーズにおける彼の行動は、基本的に第○次シリーズをベースとしていると言っていい。
ファミリアにローシェン(ラングランに生息する鳥)の姿を模した『チカ』を所持。
性格は全く真逆でお喋りでがめついのだが、シュウの無意識と考えると(以下略)。シュウのgthm疑惑やらメタ発言に貢献している。
では、ネタバレに参りましょうか
本名:クリストフ=グラン=マクゾート
第287代神聖ラングラン王国国王アルザールの弟カイオン=グラン=マクゾートの息子であり、母親は地上の日本人であるミサキ=シラカワ(白河美咲)。フェイルロード・セニア・モニカ・テリウスとはいとこ及び幼馴染みの関係にあたる。
シュウ=シラカワ(白河愁)という名は母親であるミサキ=シラカワによるプライベートネーム、本人も気に入っているため、こちらを使っている。
ラングラン王国に宣戦布告する際、王位継承権を捨て、クリストフ=ゼオ=ヴォルクルスと名乗っているが、ステータスでは相変わらずシュウ=シラカワのまま。
実の両親との関係は不明であるが、母親のミサキにシュウというプライベートネームを与えられ、州自身もこの名を気に入っている事からも、少なくとも父親に良い感情は抱いていない模様。
第3次スーパーロボット大戦の後日であるスーパーロボット大戦EX(OGシリーズでは第2次スーパーロボット大戦OG)において、ルオゾールによる復活を果たす。
不完全な蘇生術で記憶の欠落により、邪神との契約が白紙状態になったのと同時にそれ以前の彼はヴォルクルスによって操られていた事が判明。誰よりも自由を愛す男は、自分を利用したルオゾールを生贄にし、破壊神ヴォルクルスに反旗を翻す。
それ以後はグランゾンのブラックボックスに仕掛けをほどこしていたゼゼーナンを倒すために暗躍。第4次では、ルートによっては仲間になり、選択肢によってはラスボスにもなる。F完結編では仲間になる。
また、魔装機神第二章でもルート次第では、復活したルオゾールを倒すことに理解を示したマサキの仲間となる。
若干チート染みたステータスを所持し、隠しボスに恥じぬ強さで古参にはトラウマ気味であり、スパロボ界のジョーカーというポジションを獲得していた。
α以降では下方修正気味になり、OG外伝でネオグランゾン(笑)という転落をしてしまった(同作品における自軍最強キャラであるフォルカ・アルバークや、ラストバトル前に登場したダークブレインが居た為相対的に弱く見えるだけであり、その手ごわさは健在である)
クールな二枚目キャラだが、ポセイダル軍の射程内に増援で来たり、NPCでゲストに特攻して敵の気力を上げるだけ上げて撃沈、記憶を取り戻しつつあったために再び操られたというドジっ子傾向が見られる。
なお、このドジっ子は操られていた時には全くない補正である…と思いきや、ヒーロー戦記でグランゾンの転送装置を盗まれて(これがないとグランゾンを呼べないのでグランゾンを盗まれたも同然)、取り返そうとしたら落とし穴に落ちるというシラカワ博士史上空前絶後の大ポカをやらかしていたりする(最初期なのでキャラが定まっていなかったとも言えるが…)。
では、もうちょっとネタバレしましょうか
魔装機神の脚本を担当した阪田よって製作された同人誌では、シュウの幼少期に関する物語が語られている。
王族の子として生まれたが、地上人とのハーフであるという理由から、フェイル達と違い、シュウは母親のミサキと共に酷い迫害を受け続け、愛人を囲っていたカイオンはそれに対し全くの無関心な態度しか示さなかった。
この結果、精神を病んでしまったミサキは、地上への望郷から幼いシュウを生贄にして地上送還の儀式を行おうとしたが、絶望から力を求めたシュウの想いが破壊神ヴォルクルスに漬け込まれてしまう事になり、力と新たな命を得た代償としてシュウはヴォルクルスに自由を奪われてしまう事になってしまい、現在もシュウの胸にはミサキに傷つけられた傷跡が残っている。
…というのが、シュウがヴォルクルスと契約してしまう原因だった経緯となったとされている。
現在、この設定は半ばデマ扱いされているのだが、シュウの自由を何よりも愛し束縛を嫌う性格には、こういった過去の背景があったとしてもおかしくは無いと思うファンも少なくはなく、今後のスパロボの展開次第では、上記の内容が真実になる可能性も否定は出来ないと思われる。