ティア・グランツ
てぃあぐらんつ
概要
本作のヒロイン。ロングヘアーの女性で、髪で右目が隠れている。
神託の盾騎士団の情報部第一小隊に所属する音律士(クルーナー)。階級は響長。
神託の盾騎士団主席総長であるヴァン・グランツの妹。
本名はメシュティアリカ・アウラ・フェンデ。
ホド戦争でホドが崩落した際、兄ヴァンの譜歌によって母体と共に守られ、ティアは魔界で産声を上げた。その直後に母親が死亡した後、兄と共に魔界のユリアシティ市長のテオドーロ・グランツに引き取られる。
派閥は兄と同じ中立派だが、大詠師モース個人を擁護する言動が目立つため、周囲からは大詠師派と思われている。
第七音素を操り、癒しの譜術を扱える数少ない「第七音譜術士」で、その血筋ゆえにユリアの譜歌を詠うこともできる。
自身がユリアの子孫だと教わっていたものの事実かどうか分からずにいたが、後にそれが事実であったことが判明する。
ダアトの士官学校生になるまでは魔界のユリアシティで育ったため、ルークほどではないものの外殻大地の常識に疎い。また元々は兄同様に外部の出身であった為、閉鎖的なユリアシティの住民たちからは疎まれており、ルークたちに会うまでは友人もいなかった。また誕生直後に母親が亡くなっているために母のぬくもりを知らない。このためルークに対して「(お母さまを)大事にしてあげなさい」と声をかけていることから母という存在には思い入れが
ある様子。
母の形見であるペンダントを常に身に付けていたがストーリー序盤で辻馬車に乗る代金として早々に手放すことになってしまう。サブイベントをこなすことで最終的に10万ガルドという膨大な値段で売られていたところを買い戻すことができる(このペンダントを買い戻す過程はアニメ版では本編では描かれなかったがドラマCDラストエピソードにおいてティアの回想という形で補完された)。ティア自身はもう二度と手に入らないだろうと諦めていたので、改めて入手した際は膨大な金額で買い戻してくれたルークに深く感謝していた。
アニスには劣るが、料理は上手。ただし、兄のヴァンから教わったため豪快。
性格
教官のリグレットを尊敬しており、その言動も彼女の影響を受けているが、何かと棘のある物言いが欠点。
おまけに自身の言葉が刺々しい事に無自覚であり、ルークにそれを指摘されるまで気づいてすらいなかった。
兄や義祖父や一部の理解者はいたものの、幼少時代から周囲に疎まれてきた為、親しい人間以外の人付き合いが苦手なことが棘のある言動の原因にもなっている。
普段はクールに振舞っているが、可愛いものが好きで、かわいい服装や動物などに出会うと思わず「かわいい」と発言している。特にミュウをよく可愛がっている。ただし、周囲にはその趣味を隠そうとしており、スキット等ではたまにイジられることも。また、幽霊が苦手で実は怖がりな一面もある。
テイルズオブシリーズの歴代のパーティキャラの中でも屈指の巨乳であり、ルークにメロンと評され、アニスが羨むほどだが本人は指摘されるのを嫌がる。ちなみに2年前までは小さかった。
『テイルズオブファンダム Vol.2』では、コレットやミントの姿と服装を見て「かわいい」と言っている。
戦闘
武器は杖。
僧侶タイプで、光属性の攻撃譜術や小~大範囲の味方を回復する癒しの譜術(第七音譜術)を中心に覚える。また、譜術の詠唱時間を短縮する術や、FOFを発生させる補助術も習得する。
また、概要にもある通り、物語を進めるにつれ、次々にユリアの「譜歌」を覚えていき(一部はサブイベントをこなす必要がある)、戦闘でも譜歌を使用することが出来る。
譜歌は通常の譜術と性能はほぼ同じだが、詠唱時間が極端に長いのが特徴。譜歌のフレーズを「歌って」唱えるため、詠唱短縮無しの状態だと、下級の譜歌でも通常の上級譜術並みの詠唱時間を要する。
通常攻撃は杖から音素の弾丸を飛ばすというもので、多少離れた位置からでも打撃を与えられる。
術の他には投げナイフによる攻撃も行い、特技としていくつか習得することが出来る。
このため、僧侶タイプでありながら回復術、攻撃術は強力なものを一通り修得するので戦闘中はあらゆる役割をこなせるオールラウンダーである。