概要
ゲーム『学校であった怖い話』シリーズの登場人物である。
口がなく目に細い線が二本開いた白い仮面をかぶったセーラー服の少女。
SFC版とPS版では仮面のデザインが違うが、SFC版の仮面で描かれることが多い。
SFC版
細田六話と男主人公(坂上修一)で特定の選択肢を選んで現れる隠しシナリオ「仮面をつけた制服の少女」に登場。
隠しシナリオの方は”殺人クラブ”、”荒井人形”と並んで人気のあるシナリオであるが、非常に難易度が高い。
このシナリオを出現させる方法は、
「岩下明美」→「風間望」→「荒井昭二」→「新堂誠」→「福沢玲子」→「細田友晴」の順に、話を終えた語り部がいなくなる結末を選ぶと七話目に発生する。この決められた順番と選択肢は作中ではほぼノーヒントなので、攻略本等の情報が不可欠となる。
6話目を終えようとした時、最後の語り部も消え、主人公の前についに「仮面の少女」が現れる。
最後に残された主人公は、彼女から今まで話されてきた怪談と語り部にちなんだ質問に答えていく。
質問の正解数によって分岐が変化し、さらにその後の選択肢で結末や彼女の素顔が変わる。
正体
ネタバレ注意
細田六話で、補習を受けてた6人の生徒たちが先生に忘れられ、彼らは仮面の少女および何らかの化物に遭遇して行方不明となった語られた。
しかし、この話は現実にあった話であり、実際はその6人は誰も犠牲になっておらず、生徒の人数も7人おり、彼女がその7人目であった。
先生に忘れられ、校舎に取り残された不安と苛立ちを6人は憂さ晴らしにと彼女を虐め始めた。
仕舞に夜のトイレの個室に彼女を閉じこめたまま、6人は帰ってしまう。
翌日に彼女は助けられたが、それ以降も例の6人によるイジメは続き、ついに耐えきれなくなった彼女は補習の日に閉じ込められたトイレの個室で自殺。旧校舎にその魂を捕らわれてしまう。
消えた6人の語り部は少女を虐めた6人の子どもである。
彼女は彼らの子どもを殺すことで、“自分の両親が味わった悲しみ”を体験させるという復讐を果たしたのである。
関連イラスト
余談
アパシー『1995 特別編』では過去の世界で人間だったころの姿での登場となる。
関連タグ
……ただこれだけは覚えておいて。
あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。
思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。
それは、その時に悔やんでも遅いから。