◆忍◆ 組織名鑑#1 【ソウカイヤ】◆殺◆
ソウカイ・シンジケートとも。首魁はラオモト・カン。
ネオサイタマに本拠を持ち日本経済界を裏で取り仕切る、おそるべき暗黒経済組織。
ヨロシサン製薬、オムラ・インダストリ等と癒着関係あり。
内部にニンジャ威力部門ソウカイ・シックスゲイツを持つ。
概要
ラオモト・カンを首魁とし、ネオサイタマを拠点に活動する秘密結社。
表向きはトコロザワ・ピラーに本拠を置く暗黒メガコーポ「ネコソギ・ファンド社」であるが、その実態は圧倒的な経済力とニンジャの武力でネオサイタマを裏から牛耳る、「ニンジャスレイヤー」第一部におけるメインの敵組織である。
ラオモトの側近に当たるのはゲイトキーパーとダークニンジャという二人のニンジャであり、その下に後述するソウカイ・シックスゲイツに代表される多数のニンジャが従っている。ただし、ラオモトが掲げるその目的はあくまでも経済的な利潤であり、ネコソギ・ファンド社を中心にしてオムラ、ヨロシサン等の暗黒メガコーポも武力に物言わせて意のままに操り、莫大な利益を上げ続けている。
メガコーポ、ヤクザクランなどを中心としてネオサイタマに深く根を張った組織であり、その経営体制はラオモトのカリスマに大きく依存したワンマン経営を基本とする。そのため他のニンジャ組織に比べ組織としてのフットワークが極めて軽いという利点を持つ。
また、ソウカイヤ自体が一種のヤクザクランとしての性質を持ち、ソウカイヤやそれに属する人物を指して「ソウカイ・ヤクザ」と称される事もある。
交差させたカタナに「キリステ」の文字を象った「クロスカタナ・エンブレム」をシンボルとする。
名前は、株主の権利を濫用して利益を不当に搾取しようとする団体の総称である「総会屋」に由来すると思われる。
ニンジャ戦力
威力部門「ソウカイ・シックスゲイツ」を中心に数多くのニンジャを抱えているが、そのレベルはまちまち。ラオモトが何よりも実績を重視するため、高い実力を持ちながらも低評価に甘んじていたり、逆にニンジャとしての実力は低いながらもエリート中のエリートである「シックスゲイツの六人」に選出されたりと待遇の差は大きい。
ヨロシサン製薬やオムラ・インダストリなどのメガコーポとの関わりが深い事から、クローンヤクザやモータードクロなどの非ニンジャ戦力も好んで使用する。
ソウカイ・シックスゲイツ
ソウカイヤのニンジャ威力部門。ラオモトの側近であるゲイトキーパーによって設立された組織であり、その名はニンジャ神話に語られる神聖なシュライン「シックス・ゲイツ」に由来する。
ビジネスに忙しいラオモトに代わり、文字通り手足として面倒ごとを解決するための部門であり、ほとんどのソウカイ・ニンジャはこれに該当するものと思われる。
その中でも特に精鋭であると判断された六人のニンジャは「シックスゲイツの六人」と呼ばれ、より重大なミッションに当たる。作中で「シックスゲイツ」と呼称される場合、多くはこの「シックスゲイツの六人」を指して用いられる。ただし上述の通り必ずしも「最強の六人」であるとは限らず、バンディットを始めニンジャとしてはサンシタとされる者も多い。文中でシックスゲイツという場合、「六人」を指すのか、一般のシックスゲイツ・ニンジャを指すのかが曖昧なため、「六人」の移り変わりを特定するのは困難。
文中で「シックスゲイツの六人」と特定されている主なニンジャ
- ゲイトキーパー:シックスゲイツ創設者。ラオモトの側近。
- ダイダロス:ネット・セキュリティ部門担当。ニンジャの・・・ハッカー!
- アースクエイク:ビッグカラテの使い手。冷徹な前線指揮官。
- ヒュージシュリケン:ダイシュリケンの使い手。
- ヘルカイト:主に斥候を行う。有能な策士であり、劇中でシックスゲイツに出世している。
敵対者
キョート・リパブリックを支配するザイバツ・シャドーギルドとは敵対関係にあり、「マルノウチ抗争」を始め幾度にも渡り衝突を繰り返している。
また、日本最後のリアルニンジャであるドラゴン・ゲンドーソーが率いる「ドラゴン・ドージョー」、狂気のニンジャハンターヤクザ天狗、共産主義的な過激革命組織「イッキ・ウチコワシ」など、ニンジャ,非ニンジャ問わずネオサイタマ域内にも数多くの敵を抱えている。
その中でも、ネオサイタマの死神ニンジャスレイヤーからは妻子を死に至らしめた仇敵として激しい憎悪を向けられている。