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◆忍◆ 組織名鑑#2 【ザイバツ】 ◆殺◆

正式名称はザイバツ・シャドーギルド。キョート城を本拠地とする、オカルティックな秘密結社。

ロード・オブ・ザイバツの下に、騎士団めいた厳格な位階構造のニンジャ組織を持つ。

日本経済の支配権をめぐり、ソウカイ・シンジケート等と抗争を続ける。

概要

ロード・オブ・ザイバツを君主に頂き、ニンジャ至上主義を掲げる秘密結社。漢字表記は「罪罰影業組合」。

独立国家「キョート共和国(リパブリック)」全域を影から支配しており、その支配力とニンジャ戦力はネオサイタマにおけるソウカイヤをも凌ぐ。


格差社会」(原語では「『士』から始まる四字熟語」だが、翻訳版ではそれが差別的な意味合いを含む事に配慮してこの言葉に置き換えられた)を標榜する邪悪なるニンジャ組織であり、その存在はロードの力とニンジャ戦士達によって徹底的に隠匿されている。


ロードへの絶対的忠誠を原則としており、例会で「ガンバルゾー!」の掛け声と共に行われる「バンザイ・チャント」を行わなかったなどの理由で反逆の意思有りと判断された者は処刑対象としてリストアップされ、カマユデに処されたり、懲罰騎士によってカイシャクされるなど即座に処刑が執行される。


ロードの素顔を覗くといったシツレイを働いた者も処刑の対象であるが、実力を惜しまれたなどの理由で自我破壊やケジメ縄による行動制限などを以って処罰とされる者もいる。

また"ニンジャという生命"の絶対性、完全性を標榜する組織体質故に、肉体にサイバネ改造やバイオ改造を施している者は冷遇を受けやすい。


菱形正方形の左右にそれぞれ「罪」「罰」の意匠が施されたエンブレムを持つ。

また、作中ではロードのジツの影響で登場人物達が「格子と目」のイメージを感じ取っている事が度々描写されており、それらのイメージもエンブレムに反映されているものと思われる。


組織構造

ギルドの名が示す通り徒弟制を彷彿とさせる厳格な位階制が敷かれており、それ故に派閥闘争などの政治的諍いが絶えず行われている。


昇格にはカラテ(=戦闘力)だけでなくネンコやワビチャ、ハイクといった政治力、文化性の高さも要求され、尚且つ何か特殊な才に秀で上司の覚えがめでたいニンジャから優先的に推薦されるというシステムが取られている。

そのため位階が上であれば当然ニンジャとしての水準も上がるが、一方で政治的駆け引きが不得手、派閥が政治的に不利な環境に陥った、などの理由で万年アデプトに甘んじる古参ニンジャも多い。


この位階制がザイバツの支配体制を支える大きなピースであることは間違いないが、その代償として組織的なフットワークに致命的な欠陥を抱えており、派閥間による足の引っ張り合いや人員の出し惜しみも茶飯事。

ニンジャ戦力において勝るザイバツがソウカイヤに勝てずにいたのも、この政治色の強い組織構造による所が大きい。


ロード・オブ・ザイバツ

大君主。

その名の通りザイバツの支配者の位階であり称号。並ぶものない絶対的な威光を持つ存在で、ギルドのニンジャは全てこの者に忠誠を誓っている。神性すら見出して崇拝している者すらいる中、ヴェールの下の詳細・正体は禁忌とされてあり、たった一人を除いて知る者はいない。

この機密はメタの領域にまで及び、第四部まで至った現在でもロードの正体については箝口令が出ている。


グランドマスター位階

棟梁。

ロードの下に位置する、ザイバツ構成員が辿り着ける最終位階。カラテ、知性、政治力、全てのワザマエを完璧に備えた本物の実力者のみが揃う。

しかし配下のニンジャを囲って何人かのグランドマスターとで派閥を組んで他派閥と争うなど、内側に意識を向け腰を重くしているという欠点があり、彼らが直接動いて前線に赴くのは極稀。



マスター位階

大師。

グランドマスター直属の戦士、重要な任務における直接の指揮官等を務める精鋭の上級位階。この位階に至るには優れたカラテはもちろん、政治の駆け引きや礼儀作法の能力まで求められる。

マスター位階の中には名誉位階と呼ばれる枠が存在しており、腐敗した構成員の内部粛清の任を持つ懲罰騎士、幹部候補生のザイバツ・シテンノ等がこれらに該当する。

戦闘力以外も考慮される険しい道ではあるが、裏返せば戦闘力以外で評価され至れるということでもあり、実際実力においては結構なバラつきが存在している。



アデプト位階

達人。

ザイバツの一般構成員で下級位階。構成員の大半がこの位階で、上層部の命令と任務に従事することを主とする。

下級なので水準はソレほど高くなく、ニンジャスレイヤーに敢えなく倒されることが多い。昇進出来なければ基本はこの位階に留まるため、政治力のない根無し草や素行不良者、何らかの理由で昇進できない者が長い間この地位に甘んじていることが多い。

故にマスター位階に匹敵するカラテのワザマエを備える猛者も存在し、実際ピンキリである。



アプレンティス

実習生。

ニンジャになったばかりのニュービーたちの暫定位階。アデプトもしくはマスターニンジャをメンター(師匠)として師事し、ミッションや鍛錬で己を鍛え上げてアデプト位階へ上がる見習いのポジション。



他、側近や囚人、脱走者など位階を持たないニンジャが存在したりしている。


対外関係

ザイバツ自体が非常に排他的性格の組織であるが故に、自らの直接支配下にない組織と何らかの接触を行う機会は極めて少ない。特にニンジャを実験体として扱うヨロシサン製薬の事は忌み嫌っている(ただし、極秘裏に彼らと取引を行う者もいる)。


一方テック関係の知識には疎いため、オムラ・インダストリとは表立って取引する事も多い。

また、ソウカイヤ及びその後継であるアマクダリ・セクトとは、敵対していながらも互いに不可侵協定を結んでいる。


「ベイン・オブ・ソウカイヤ」ことニンジャスレイヤーにとっては、ソウカイヤ以上に許し難き仇である。

ナンシーがソウカイヤの秘密資料から得た「マルノウチ抗争」の真相とは、ザイバツがラオモト暗殺を謀ってマルノウチ・スゴイタカイビルを襲い、ソウカイヤの護衛との間で起こしたイクサであったのだ。その結果、多くの民間人が巻き込まれて殺され、フジキドの妻子も目撃者としてソウカイヤに殺された。


それ故、抗争に参加して生還した14人のザイバツ・ニンジャはニンジャスレイヤーから最優先で討つべき仇敵として狙われている。


関連タグ

ニンジャスレイヤー

ロード・オブ・ザイバツ






以下、第三部ネタバレ





























第二部のラストで、ダークニンジャが漁夫の利に近い形ながらもロードを殺したことで、彼の一派がザイバツ内部の主導権を握る。

旧体制の重苦しいやり方に不満を抱いていた実力自慢や若手のニンジャたちがこれを支え、さらにニーズヘグやパーガトリーもダークニンジャに忠誠を誓ったことで大勢は決した。


パープルタコやミラーシェードをはじめとした多数派のニンジャもこれに従い、従来のシキタリを重んじる反ダークニンジャ派はキョート城の暗部に潜み散発的なゲリラ戦を挑むに留まる。


ダークニンジャが掲げる組織の目的は、ニンジャとしての強さを磨き、いずれ帰還する最古ニンジャカツ・ワンソーとの決戦に勝利すること。

その為に日本各地に出現して、主にヤマト・ニンジャが残した遺産の探索を中心に調査を行っている。組織形態としては旧ザイバツの昇進システムよりも遥かに実力主義が優先され、イサオシ、すなわち使命達成への貢献度によって若くても昇進できる仕組みとなった。


なおダークニンジャは実質的に新生ザイバツのロードなのだがその称号を嫌い、面と向かっては己をダークニンジャ=サンとのみ呼ばせる。名前ではなく称号で呼ぶ時には単に「主(あるじ)」と呼ばせている。


しかし、キョート城は半壊した上にこの世とオヒガンの境界に漂うようになり、結果としてダークニンジャ共々現世における影響力を殆ど失った存在と化してしまった。現世との行き来にはニンジャといえどネクサスというニンジャのジツであるコトダマ・リンケージが必要であり、特に要となったダークニンジャの現世降臨は厳しい。

故に新生ザイバツはキョート・リパブリックを引き続き支配・統治する事もなく、この影響からフジキドも動向を掴むことがほぼ不可能となっている。

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