◆忍◆ ニンジャ名鑑#未掲載 ◆殺◆
「あれよ!たとえ一分一秒でも、先に入門した者を、後に続く者は敬うべし!」
人物
登場エピソードは第2部「「ザ・マン・フー・カムズ・トゥ・スラム・ザ・リジグネイション」。
秘密結社ザイバツ・シャドーギルド所属のマスター級ニンジャ。グランドマスターニンジャ・パーガトリーの配下。
頭を覆う完全機械化されたサイバネ兜・メンポ(面頬)が最大の特徴。内蔵されたLEDによりカンジ・ホログラフを表示して相手を威圧することができる。
『ネンコ(年功序列)』と呼ばれる概念を極端に重視しており、『後輩は常に先輩を敬い、引き立てなければならない』と豪語する。
軟禁生活を送るディプロマット&アンバサダー兄弟の不穏な動きを察知したパーガトリーにより、暗殺者からの護衛を名目として兄のディプロマットの庵へと遣わされる。
しかしその真の目的は監視であり、彼がザゼンを組みテレパスで弟と連絡を取り合わせないようにとにかくあの手この手でイチャモンを付けてくる。
その清々しいまでのゲスな小物ぶり、非ニンジャの計略にあっさり引っかかるウカツぶり、事あるごとに先述のホログラフィで\先輩/と表示して威圧してくるヤバイ級のウザさで、ヘッズのニューロンと腹筋に重篤なダメージを与えた。
最終的にはヘッズ達から敬愛をこめて『チェインボルト先輩』と称されるに至る。
容姿
完全機械化されたサイバネ兜とメンポという描写からメカニックな頭部を持つニンジャとして描かれる。わらいなく版ニンジャ名鑑ではオミコシを被った太鼓腹にまわし姿のお祭り男といった風貌になった。
ジツ・カラテ等
サイバネ兜から小型飛行ドロイドを飛ばし、これをリフレクタービットよろしく中継点として精密な電撃攻撃を行う。
敵の死角から攻撃できるというオールレンジ攻撃めいた利点も持つ強力なワザではあるが、中継するドロイドが破壊されてしまうと電撃があさっての方向に拡散してしまい悲惨な命中精度になってしまう。
カラテのワザマエの方も実際大した事は無く、サイバネ嫌いの風潮も流行るザイバツ内では文字通りネンコだけが頼りだったものと思われる。
劇中での先輩の活躍
様々な理不尽な言動・要求でディプロマットの堪忍袋の緒をブチ切れさせかけたが、彼の身の回りを世話するオイラン・ナミダからアイスティーに通常の10倍以上の睡眠薬を盛られて昏倒、しばしの間眠りにつくことになる。
ちなみに眠っている間も\先輩/の表示は点滅しっぱなしであった。
その後、起きてすぐにディプロマット兄弟のポータル・ジツによって転送されてきたニンジャスレイヤーのトビゲリ・アンブッシュを顔面に喰らわされた上に、広告看板やらネブタ男呼ばわりされながらニンジャスレイヤーと交戦状態に突入。
\罪罰/のホログラフィも勇ましく得意の電撃攻撃にて善戦しているような感じになるが、完全に裏をかかれて小型ドロイドを破壊され実質ジツを封印される。
純粋なカラテのワザマエ比べでは到底歯が立つわけもなく碌な反撃も出来ずに追い詰められ、交渉(命乞い)を図るも相手はネオサイタマの死神。
\交渉/のホログラフィもむなしくノーコメントのカラテチョップで返答され、内蔵LEDを破壊された挙句にトドメを刺されて爆発四散、死亡した。インガオホー…。
一エピソード限りの出番ではあったが、登場から退場に至るまでの見事なまでのデスノボリの積み重ねと回収ぶりにはもはや完成された様式美すら漂っており、多くのヘッズに感動と笑いをもたらした人気キャラである。