「私の美貌がお気に入りなら、今のうちに網膜に焼きつけておけ……後で泣きを見る前に。くくく」
名鑑
◆忍◆ ニンジャ名鑑#134 【フェイタル】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルド所属の女性ニンジャ。
絶世の美女であるが、戦闘時は、彼女の残虐な内面を反映したかのようなオニめいた醜怪な姿に変身する。
(ネオサイタマ電脳IRC空間「ニンジャ名鑑」より抜粋)
CV:行成とあ(オーディオドラマ)
人物
初出は第2部「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」。
秘密結社ザイバツ・シャドーギルド所属のアデプト級女ニンジャ。
ニンジャネームはおそらく『Femme Fatale』(ファム=ファタール、魔性の女)と『Fatal』(フェイタル、致命的)の掛け詞と思われる。
美しいプラチナブロンドを持つ絶世の美女で、アンバサダーの命令でフリーの傭兵ニンジャ・ブラックヘイズとコンビを組んでドラゴン・ユカノ奪取の任務につく。
クールかつドライな性格で、ブラックヘイズとの葉巻のやり取りやビジネスライクな会話は実にハードボイルド。
ちょっぴり露出癖でもあるのか何かとおっぱいをはだけさせている。
青少年のなんかがあぶない。
もっとも後述のジツの都合とも考えられるのだが。
ブラックヘイズとの呼吸ピッタリのコンビネーション攻撃や終盤の展開によってヘッズの間ではすっかりカップリングされてしまっており、このコンビに対する『夫婦』という呼び名が定着している。
無論二人はそういう関係ではないのだが鵜呑みにして本気で勘違いするヘッズも時折いるため気をつけたい。
『ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ』の終盤で重傷を負い、さらにユカノ奪取の証拠隠滅のために派遣されたザイバツの刺客メンタリストと交戦するも、同じく重傷を負ったブラックヘイズに連れられて辛くも脱出する。
このエピソードは傷つき意識を失ったブラックヘイズを彼女が優しく抱きとめるところで終了しており、長らく共に生死不明が続いていた。
そして第二部最終章にて再登場。アンバサダーに助けられてイグナイトらと共にザイバツを出奔していたことが明らかとなった。
同じく命を取り留めていたブラックヘイズと共にアンバサダーに雇われ、ザイバツとメンタリストに一矢報いるべくキョート城での最終決戦にてニンジャスレイヤー達と一時的な共同戦線を張った。
その後、「根無し草」となってネオサイタマに戻った彼女はフリーの傭兵ニンジャとして活動していく。
ブラックヘイズとは組んでいるわけではないのだが二人共敏腕であるため同一の依頼を受けて仕事をすることもあるようだ。
大人の魅力満載のカッコイイ女性だが、一方で自分以上に濃い人物に遭遇すると面食らってしまったり、場の空気に逆らえず流されてしまう側面もある。
都会に流れ着いた野生児ニンジャ:ウォーペイントと、彼に付き合わされたニンジャスレイヤーと一緒に縦スクロールタワー攻略ゲームめいたイクサに巻き込まれる迷エピソードン、「タワー・オブ・シーヴズ」は、普段のクールなフェイタル=サンとはひと味違う、コミカルで微笑ましい一面が楽しめる短編である。
容姿
腰まである美しいプラチナブロンドのストレートヘアー、闇を照らすが如き華やかな美貌に形の整った豊満な乳房を併せ持つそそる美体を、ニンジャ装束めいたきわどいデザインの白のボディスーツに包んでいる。
メンポは装着しておらず、瞳の色は黒。
ジツ・カラテ等
ヘンゲヨーカイ・ジツ
フェイタルの最大の特徴である能力。
四つ目、ロップイヤーめいた垂れ耳、猪のような牙と、斬れ味鋭い長い爪、プラチナブロンドのゴワついたたてがみと、同色の毛皮をもつ獣へと変身する。
形の整った豊満な乳房は縄のような血管が浮き上がった分厚い筋肉の胸板となり、たおやかな四肢は丸太めいた剛腕へと変容する。
その肉体はミニガンの掃射をたやすく受け止めるほどのニンジャ耐久力と、ニンジャの頭蓋を噛み砕くほどの恐るべきパワーを発揮する。
(上述の脱ぎ癖は本人の性癖も多少含まれているかも知れないが、全身が一回り以上、上半身に至っては二回り近く肥大化する都合上、不要な衣服の損傷、変形を避ける為でもある)
ただし、長時間の変身は体力を大きく消耗するため戦闘の時のみに用いられる。
作中で初めてこの姿を披露した瞬間、twitterの実況タグ上では多くのヘッズがしめやかに失禁し、ジンガイクラン・ヘッズは熱狂の渦に包まれたという。
基本的に変身したうえでイクサに臨むが変身前でもそれなりの俊敏性と力を持っている