概要
キョート・リパブリック(キョート共和国)とは、小説『ニンジャスレイヤー』に登場する国家。
日本から独立した自主国家で、ネオサイタマから空路で7時間もかかる遠方にある。
磁気嵐に囲まれて物理的に鎖国状態にある日本で、唯一国外との交通手段がある地域でもある。
首都はガイオン、共和国議会やガイオン元老院が存在する。
主産業は重要文化財であるガイオンのキョート城を代表とした観光であり、ネオサイタマの人々にとってはガイオンへの旅行というのはある種のステイタスである。
ガイオン
碁盤目状に街路が交差し、等間隔に五重塔が並ぶ美しい街。平安時代以来の長い歴史を誇る。ヤモト・コキやスーサイドの出身地でもある。
以下、第二部ネタバレな
知られているガイオンの街は、現地ではアッパーガイオンというがガイオン全体のごく一部にしか過ぎない。その地下には十五層以上もある多重ジオフロントからなる巨大な地下都市があり、これをアンダーガイオンと呼ぶ。アッパーガイオンに住めるのはごく一部のカチグミやヤクザ等に過ぎず、大部分の住人は日の射さない地下に居住している。地下第一階層は観光客で賑わっているが、下層にいくほど生活水準は低下し、青白い肌の下層民が汚染スモッグに覆われた地下都市でネオサイタマ以下の劣悪な環境で暮らしている。
また、実はキョート城はザイバツ・シャドーギルドの根拠地でもある。ザイバツはその巨大な武力と組織力とで陰からキョートの政治経済全てを操っている。