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スーサイド

すーさいど

自殺を意味する英単語だが、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の登場人物に付いて扱う
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◆忍◆ ニンジャ名鑑#29 【スーサイド】 ◆殺◆

飛び降り自殺を試みた高校生に「パンク・ニンジャ」のソウルが憑依。

心肺停止からの復活を果たす。巨大なアフロヘアーと肩のタトゥーが特徴、ニンジャ装束を着ない。

周囲5~20メートルの範囲の生命エネルギーを自動的に奪う利己的ニンジャ。

ネオサイタマ電脳IRC空間「ニンジャ名鑑」より抜粋)


「ヤモト=サン、お前は俺とは違う。友達がいるし、これから先の事も考えられる。だからダメだ、ソウカイ・ニンジャなんて、くだらねぇ」


CV:日野聡(オーディオドラマ、アニメイシヨン)

人物編集

初登場はヤモト・コキと同じく第1部「ラスト・ガール・スタンディング」。

本名はショーゴー・マグチキョートの進学校に通う男子学生だったが、両親と妹が借金を残して蒸発。昼夜を問わぬ闇ファイナンスのバウンサーによる取り立てに生きる気力をなくし、校舎屋上から飛び降り自殺を図る。しかしその際にヤモト・コキを巻き込んでしまい、互いに一命を取り留めた両者は共にニンジャソウルに憑依されることとなった。

その後、ヤンク達を後述のジツによって(一応は正当防衛とはいえ)大量殺戮したことでソウカイヤに目をつけられ、シックスゲイツのソニックブームによって叩きのめされて(半ば強制的に)ソウカイヤ入りする。

スーサイド(自殺)はソニックブームによってつけられたニンジャネーム。ニンジャソウル憑依前の体験から、おのれを抑圧するものに対しては激しい敵意を燃やす。ソウカイヤ入りしたのちも、実力をつけた暁にはラオモト・カンさえ排除しようと考えていたが、奇しくも彼の初任務はヤモト・コキのスカウトであった。


カラオケ店「タラバー歌カニ」でヤモトと接触するも、命令に背き彼女を逃がそうとしたためソニックブームと交戦。ニンジャソウル吸収を試みるが圧倒的カラテ実力差に適わず、吹き飛ばされビルの高所から落下、脊椎を損傷し重傷を負う。彼のジツを使えば、通りがかりのクラスメイトの女子高生の生命を吸うことで生存も可能であり、一度は彼も手を伸ばした。しかし、ヤモトたちの友情とソウカイニンジャの無意味さを思い起こして手を止め、そのままスーサイドの意識は途絶えた。


シルバーカラスジェノサイド、そしてフジキド・ケンジと並びヤモトの生き方を大きく変えた人物であり、実際人気も高い。

ニンジャネームの由来は、アラン・ベガとマーティン・レヴによる同名のパンクロックバンド「スーサイド」と思われる(デビルヴァーティゴは「ショーゴーの仕上がり方はアラン・ヴェガへのオマージュを思わせる」とコメントしている)。


容姿編集

名鑑にもある通り、巨大なアフロヘアーがトレードマーク。また、ティアドロップ型のサングラスを愛用している。

ある理由(後述)により上半身は裸であり、肩にはタトゥーが施されている。下半身は革のズボンにエンジニアブーツ。素肌の上からジャケットなどを羽織っている事もあるようだ。

素顔に関する記述は無いが、物理書籍やアニメイシヨンでは鼻が大きめに描かれている。


ジツ・カラテ等編集

ソウルアブソープション・ジツ編集

相手の生命力を「白いコロイド光」めいて両掌から吸収するユニーク・ジツ。吸収した生命力は自身のものとし、持続時間は短いが身体能力の強化に使うこともできる。

ある程度の距離、人数の相手に対しても一度に行使することができ、三十人超のヤンクから一度に生命力を吸収し、死に至らしめることも可能。

極めて強力なジツだが、ニンジャからは吸収することができず(地の文においては「ニンジャは耐性が強く、そう易々と力を吸う事はできない」と説明されている)、また当然のことながら「生き物でない」機械から吸収することもできないなど、ヒサツ・ワザと呼ぶにはまだ未熟。

また、このジツの副次的な効果で半自動的にニンジャ装束を分解・吸収してしまうため、常に上半身裸の状態である(普通の服ならば着ることができるが、ニンジャ装束と認識すると分解してしまう)。


パンク・ニンジャ編集

「ドーモ、ショーゴー=サン」「死んだらおしまいだぜ……ファキゴナファッキンファック……」

CV:岩田光央(アニメイシヨン)


スーサイドに憑依したリアルニンジャ。

「パンク」ニンジャという突っ込みどころ満載の名前や、自己紹介で「生まれはロンドン、死んだのは1979……」と語っているなど、数あるニンジャソウルの中でも一際異様なニンジャであり、原作者両名の監修を受けて描かれているコンプティークのコミカライズ(いわゆる「無印」)では、上半身裸で肩からはベースを下げ、片手にマイクを握っているという、どう見てもパンクロッカーにしか見えない姿で描かれた。

ザ・ヴァーティゴによれば彼をニンジャたらしめたのは、一人の人間では抱えきれないほどの「ムーブメント!真実!ハイプ!憧れ!クソ!」であるらしい(参照)。これが確かならば彼はカラテ修行やハナミ儀式などを経ずにニンジャとなった稀有なリアルニンジャであり、彼の自称する出自も含め極めて特異なニンジャソウルである事が推測できる。

前述の自己紹介やコミカライズでの描写からして、モデルはシド・ヴィシャスと思われる。


関連タグ編集

ニンジャスレイヤー ヤモト・コキ ソニックブーム




以下第三部ネタバレ















「悪いが俺のイクサは、てめェで終わりじゃねえ」


「タラバー歌カニ」での戦いの後、そのまま彼は死んだかに思われた。しかし後日談として挿入されたエピソードによれば、無所属の謎のニンジャ、フィルギアに命を救われている。以降は彼のようなソウカイヤから逃れた青年ニンジャが集まるサークル・シマナガシのメンバーとして行動している。主な役目はジツを用いたアナイアレイターのブレーキ役で、だんだんと苦労人ポジションが定着しつつある。またアナイアレイターが瀕死になった仲間のルイナーを(本気かは不明だが)死んだなら棄てていくと口にしたときに激昂するなど、それまでの経験からか友情は特に重んじているようだ。ジツの使用についても敵には容赦ないが、無関係な人間を犠牲にすることは趣味ではないと嫌う。キョート大使暗殺計画の戦いや、ニチョーム・ウォー等にも参戦し、ヤモトとも再会して何度か共闘した。


第三部後半になると、ジツもニンジャからも生命力を吸収する程に成長している。爆発を喰らって致命傷を受けると同時に生命力吸収で即時回復し、そのまま反撃に転じるといった荒業もこなしている。カラテの腕も上がっている為、両者を併用して生命力を吸収されて弱ったところを強化したカラテでトドメをさす戦術が使えるようになった。このため、主要な敵ニンジャすらタイマンなら危険を感じるほどになってきている。


関連タグ追加

サークル・シマナガシ フィルギア アナイアレイター ルイナー





以下第四部ネタバレ















四部では何と海外、北米アラスカ、シトカという街に滞在している。ニンジャは成長が終わると老化も止まるといわれているが、スーサイドは外見も三十路ぐらいで渋い街の兄貴分になっている。

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