ギャハハハハハ!!人はやはり、散りざまこそ美しい……!
概要
CV:阿部里果
白猫プロジェクトの登場人物。
闇の陣営の一人であるエピタフ率いる敵組織<愉快な道化の影芝居> シャッテンシュピールのメンバーで、一番最初に登場している。それゆえかシャッテンシュピールが三人で登場する際はセンターをとっている。
上司であるエピタフに似た笑い声が特徴である。その性格も上司である彼と似通っており、確固たる秩序に基づく物を醜く破壊する(またはされていく様を見る)のが大好きという危険極まりない思考をしている。
見た目は幼い少女のようだが、全身から有害な瘴気を発する、大量の魔獣を召喚するといった能力を有している。
本人曰く『既に一度壊れている。』為、通常の攻撃を喰らっても(それ以上壊そうとしても)、効果は全くない。だが…
そのゲスロリっぷりが一部のユーザーのツボを突いた為か、Pixiv内におけるイラスト数は他のシャッテンシュピールのメンバーの中でも最も多い傾向にある(さらにBrave The Lion3で別衣装姿を披露した事や、作中で暗いバックストーリーが判明するといった活躍からさらにイラスト数が増加した)。
というより他のメンバーが少なすぎる上に一名に至っては単体イラストがゼロである。
作中での活躍
Brave The Lion
ダグラスの森に大量の魔物をまき散らしながらの初登場で、彼の姉(育ての親みたいな存在)であるクロエを磔にして人質にする。
更に、彼女を助けようと単身戦いを挑んできたダグラスを嬲り殺しにしようと大量の瘴気を吸わせるも、涙を流すクロエを見て怒りを爆発させた彼の渾身の一撃を食らい、悪態を吐きながら撤退する。
第九ステージ「ジモ島」
ディーダ島にてハーティから奪った「慈愛のルーン」を所持していた事によって闇の力を失いつつあるグローザを始末するために、ドゥドゥ・バルベル、ウィユ・ブロサールと共に彼女を攻撃するも逃げられる。
その後の後始末はドゥドゥに任せ、ウィユと共に姿を消す。
Brave The Lion2 偽りの獅子
ハードモードのストーリーにて登場。
主人公一行の研究施設脱出の妨害のためにエピタフから送り込まれる。三つに分かれた一行の内、カティア達を追い詰めるが、彼女によって回復魔法で身体を癒すとダメージが通るようになってしまう(直せばまた壊せる)という弱点が判明し、ミレイユに回復を命じられる。
これにより危うく攻撃可能状態に追い込まれそうになるが、間一髪で撤退。
だがその直後に上司に遭遇。彼により、さらなる闇の力を混ぜられたと思しき描写があるが、それからはエピタフと入れ替わるように姿を消したので詳細は不明。
闇夜を貫く気高き誇り
黒幕として登場。とある島を支配し、闇を討つジェガル達の前に現れ、始末しようとていたが、オズマやリンプイの牽制により逃げられた。
なお、このイベントの最中、レイヴンの名前がレイブンと誤字られた。
ダージが彼女の名前を知っていたので以前に会ったことがあるようだ。
Brave The Lion3 Rest in Peace
以下ネタバレ注意!!
ストーリー開始時点でクロエに憑依しており、闇の手先となったドワーフ族の王デルガド(シナリオ後半にて支持率が異常に低かったことが判明する)との政略結婚を強い、同時に開催する「ヒストリア建国式」で世界各国の要人をおびき寄せ、洗脳し意識を統合させることで闇の勢力拡大を図る。また、主であるエピタフへの忠誠心は偽りである事もこの辺りから判明してきており、この計画には彼を出し抜こうという魂胆も含まれていた。
乗っ取ったクロエの身体を人質にする事で優位に立っていたが、暗躍するオズマ一行によって洗脳は失敗し自身もグレイヴの力でクロエから追い出された。
その後、大量の闇と瘴気を取り込み巨大な花のような姿の怪物に変貌して襲い掛かる。
敗北後はエピタフにより更に闇と瘴気を強引にねじ込まれて力の暴走を引き起こし、島中に巨大植物を張り巡らせる。
最終決戦の時にはすでに許容限界遥かにを超えた量の闇と瘴気を吸収し、自爆して全員を道連れにしようと襲いかかる。
激戦の末、グレイヴの『分ける』能力により本体、闇、瘴気の三つに分離され、闇と瘴気はそれぞれアイリスとダグラスにより消去される。その後、自身の行いに後悔しないと言いつつ、自身の狂気にまみれた人生の幕を引いてくれたダグラスに、どこか皮肉を込めたような感謝の言葉を残す。
その後の彼女がどうなったのかは明確に描写されていないが、人間の頃から不治の病に冒されていた事やダグラス達との勝負に敗れた後のやり取りで「もう自分に残された時間はない」などといった旨のセリフを発している事から、生存している可能性は低いと思われる。
過去
かつてはエデン島のとある村の村長の娘で、当時は名前も違った(その名前は不明)。
不治の病を抱えていた事から生きる事への執着が非常に薄かった。
そこへ現れたエピタフにそそのかされた事で不死の存在と化し、瘴気をばらまくようになる。
瘴気によっていくつもの島を滅ぼしており、その中の被害者の一人である医者のハーブは自分から家族も友人も奪った仇として、ルエルの存在を追っていた。