稲姫(史実)
pixivでは、主にゲーム『戦国無双』シリーズに登場する無双武将の一人・稲姫を指すことが多い。
稲姫(戦国無双シリーズ)
『戦国無双猛将伝』より父・本多忠勝と共に参戦。
後に徳川家康の養女となった上で真田幸村の兄・真田信之に嫁ぐ。
一人称は「私」もしくは「稲」。父譲りの武芸の才を持ち、戦場では父の名に恥じぬ戦いぶりをみせる戦乙女。性格は純情かつ直情的であり、自身も「猪突ですが」と発するなど多少なり自覚はある模様。一方で、他者を思いやる奥ゆかしさも併せ持つ。一方で、やや天然なところもあり、よく他人との会話で妙な勘違いをして相手を驚かせることもしばしば。
専用武器は和弓。
弦を通す弓の両端が刃になっており、薙刀のように相手を斬りつける近接攻撃と、矢による遠距離攻撃によるコンボで構成されている。
シリーズ内での活躍
『1猛将伝』では登場年代が早めにされており、彼女の章は金ヶ崎撤退戦から開始となる。くのいちに指摘され「武士としての生」と「姫としての生」との葛藤に苦しむ姿が描かれる。
『2』では小田原攻めからの開始。徳川家の将としての己を確立させている。
『3』では真田幸村の義姉としての部分が強く描かれ、過去の作品に比べて柔和な面も見せる。幸村とは元々気質に似た部分が多いこともあってか、後のEmpiresなどでも実の姉弟のように仲の良い姿が描かれている。ストーリー中盤で登場する甲斐姫とは小田原で一戦刃を交え、同じ姫武者としての常に敵側の人間でありながら友人同士となる。
『4』では夫である真田信之が登場。当初は敵味方として出会った二人だが、夫婦となって以降は信之を深く愛するようになる。それ故に、時勢により幸村と決別した彼の断腸の思いを察し、兄弟が敵味方で刃を交える悲劇を起こさせまいと苦悩することになる。
無双OROCHIでは同世代の娘、特に孫尚香や星彩と仲が良く、敵味方問わず一緒に出撃するステージやムービーが用意されていたりする。また、OROCHI2で彼女が仲間になるステージで登場するためなのか、郭嘉と絡めたイラストも見られる。
人間関係
基本的に徳川軍の将として登場するため、父である本多忠勝や主君である徳川家康との交流が多い。武人である父を心から尊敬しているが、父のように冷徹に戦いに専念できないことに悩みをみせることもある。家康には主君として敬意を持って接しており、家康も養女という間柄もあってか武者であらんとする彼女をあたたかく見守っている。
シリーズ初期の頃は、夫・信之がまだPC化していなかったこともあり夫婦で会話する場面は全くと言って良いほどなかったが、代わりに義弟である真田幸村や、その従者であるくのいちとのやりとりが多かった。くのいちからは「稲ちん」、幸村からは「義姉上」と呼ばれている。
幸村とは、両者ともに戦場では勇猛な武者であり、周囲からよく天然と評されるという似通った気質もあってか、義姉弟として非常に仲がいい。『無双OROCHI2』では、そもそも「天然」の意味を二人とも知らずに聞き流していたらしく、その意味を二人で思案した結果「天然=自然体=健康的」という誉め言葉だったという結論に到達してしまった…駄目だこの義姉弟。また、姉としての側面もしっかりと描かれており、九度山蟄居となった幸村のもとに生活用品を送るなど家族としての心配りをみせている。