フンコロガシ

ふんころがし

コガネムシの一種。

概要

動物のウンコに集まる糞虫（クソムシではなくフンチュウ）の中で、ウンコをボール状に固めて転がす性質を持つ虫を表す総称。

基本的にはタマオシコガネ（スカラベ）を差す。

フンコロガシは放置されたフンを勝手に掃除してくれるため自然界では「分解者」としての立ち位置になり、オーストラリアでは牛のフンを撤去する際にわざわざアフリカやヨーロッパからフンコロガシを輸入して蠅害を防いだことがあるらしい。

現在でもフンコロガシ養殖は重要な産業となっており、それこそ日本のカブトムシ養殖の比ではない。命かかってるからね。

日本には角の生えた糞虫はけっこういるが、転がす虫はマメダルマコガネという2mmくらいの超小さい虫しか生息していない。

ちなみに古代エジプト文明ではその玉を器用に転がしていく様から“フンコロガシを太陽を動かす神の化身”とみなしていたという。

関連項目

蠅　糞　甲虫

ダンカン：芸人、放送作家。たけし軍団に入った当初は「ふんころがし」という芸名だった。

摩訶摩訶・サンサーラ・ナーガ2（ゲーム）：両作ともこの虫をモデルにした「爆弾コロガシ」というモンスターがいる。

モンスト：糞どうしが接触すると爆発するCMがあり、フンコロガシを虐待していると物議をかもした。