カードテキスト
アニメ版
融合・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3000/守3000
「D-HERO ディストピアガイ」+「D-HERO」モンスター
(1):このカードが融合召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘では破壊されず、 その戦闘で対象のモンスターのコントローラーが受ける戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):1ターンに1度、フィールドのモンスターを破壊する効果が発動した場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはその効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
OCG版
融合・効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3000/守3000
「D-HERO」融合モンスター+「D-HERO」モンスター
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘・効果では破壊されず、そのモンスターの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
概要
アニメ『遊戯王ARC-V』でエド・フェニックスが使用していたD-HEROに属する闇属性の戦士族の融合モンスター。
融合召喚に成功した場合にモンスターを融合召喚できる誘発効果、モンスター1体に破壊耐性を付与し、そのモンスターの戦闘で発生する戦闘ダメージを0にする誘発即時効果を持つ。
アニメでの活躍
アニメ130話「欲深き猛毒龍」にてエドが使用。《D-フュージョン》で《D-HERO ディストピアガイ》と《D-HERO ドリームガイ》を素材に融合召喚される。暴走状態のユーゴの《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》の攻撃を受けるが、自身の効果で破壊とダメージを無効にした。
この際、全身から眩いばかりの金色の光を放ち、これを見たユーゴが正気に戻るという不可解な描写がなされたが、特に解説はされなかった。
エド「ユーゴの次はユーリ。君に笑顔になってもらう」
最終的にはこの謎の光を浴びせても笑顔にできなかったユーリの切り札、《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の効果からユーゴを庇って破壊され、エドは敗北した。
余談
•黄金に輝く体色や、「D」の文字が張り付いただけの顔、アシンメトリーな鎧の装飾など、ダークヒーローをモチーフにした既存のD-HEROとは大幅にイメージの異なる煌びやか且つ特異な前衛的デザインをしており、ネット上コミュニティにおいて物議を醸した。
特に、右肩部に聳立するマヤ文明の神殿そっくりな謎の建造物について、
と指摘する意見を発端に、
「頭部全体の装飾で『5D's』のロゴを模っている」
「左肩にあるのは遊星のヘルメットではないか」
「胸は機皇帝、腹部の意匠は地縛神の封印形態に描かれた模様っぽい」
等、(こじつけとしか言えないものも含め)多くの疑念が浮上。
「ARC-V」アニメ本編では過剰ともいえる「5D's」キャラの優遇が指摘されていた(「ARC-V」の監督は「5D's」の監督と同じ)のも後押しして、いつしかこのモンスターは全身ゴッズガイ、祭壇ガイなどと呼称されるようになり、「アニメARC-Vの負の象徴」として不動の地位を築こととなった。
インターネット上コミュニティではこのモンスターのデザインを皮肉り、笑いを表すネットスラング「草生える」から転じた「祭壇生える」「祭壇」「凸」「皿」などが徐々に広まっており、このモンスターもカルト的な人気を博している。
なお、当記事に掲載されているイラストは、「指摘されている『5D's』要素を全て取り払った」ファンアートであるため、誤解なきよう。