「勝利の宿命を決意し英雄よ!」
「運命の岩盤をうがつ英雄よ!」
「今一つとなりて暗黒の未来に君臨せよ!!」
「融合召喚!!」
「カモン!D-HEROディストピアガイ!」
概要
カードテキスト
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守2400
「D-HERO」モンスター×2
「D-HERO ディストピアガイ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地のレベル4以下の「D-HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードの攻撃力が元々の攻撃力と異なる場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードの攻撃力は元々の数値になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
解説
特殊召喚に成功した場合に自分の墓地の下級D-HERO1体の攻撃力分のダメージを与える事ができる誘発効果、自身の攻撃力が変化している場合にフィールドのカード1枚を破壊して元々の数値に戻す誘発即時効果を持つ。
融合素材はD-HERO2体と比較的緩く、E・HEROエアーマンによるサーチやD-HEROディアボリックガイなどの効果を利用すれば容易に揃う。
(1)のバーン効果は、最大で1600ダメージと、初期ライフの1/5を削れる為、その後このカードで直接攻撃できれば合計4400ダメージにまでなる。
融合召喚以外でも発動するため、蘇生などから繰り返し発動すれば累積ダメージを増やせる。
(2)の効果は、自身の攻撃力を元に戻しつつ、フィールドのカード1枚を破壊する効果。
攻撃力を変化させるカードと併用することで、フリーチェーンの除去効果として使用できる為、特に禁じられた聖槍や禁じられた聖衣と相性が良く、弱体化を打ち消しつつ、耐性も得られる。
複数回攻撃力を変動させる蛮勇鱗粉やロケットハンドならばデメリットを打ち消し、次のターンも含めて2回の発動条件を満たせる。
また、D-HEROの蘇生もできる魔装戦士 ドラゴノックスなどをリクルートできる召魔装着も相性が良く、他にもお互いのモンスターを大幅に弱体化させ、自分だけは元々の攻撃力で戦闘が可能になる逆さ眼鏡やブラック・ガーデンなども候補になる為、間接的にダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンなどの弱体化へのメタとしても機能する。
融合召喚もステータス操作も従来の【D-HERO】からは外れた要素であるため、主力とするのであればこのカードに特化した構築にするのが望ましく、融合をサーチできるE・HEROブレイズマンを混ぜたり、【DragoonD-END】で選択肢の一つとして採用するのも手である。
また、DragoonD-ENDをエクストラデッキに入れ、融合準備で融合素材と融合の確保を行うと言う方法もある。
現在のカードプールなら「フュージョン・デステニー」で用意に融合召喚できる。
「ドクターD」はこのカードと非常に相性がいい。
アニメでの活躍
アニメ版ARC-Vでエド・フェニックスが使用する融合モンスター。
初登場は「遊矢vsエド」(1戦目)。
D-フュージョンの効果でD-HEROドリルガイ2体を融合素材に融合召喚され、D-HEROドリルガイの攻撃力分のダメージを与えた。
その後、EMシール・イールに効果を無効にされダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンに攻撃されるが、D-フュージョンの効果で耐え、返しのターンで戦闘破壊した。
さらに永続魔法D-デス・マッチの効果と合わせ、遊矢を追い詰めたが、ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンに戦闘破壊された。
「遊矢vsエド」(2戦目)の途中での回想における「遊勝vsエド」戦では、遊勝に直接攻撃していた。
「ユーゴvsユーリvsエド&カイト」戦でも融合召喚され、最終的にD-HEROドリームガイと共に、D-HEROダスクユートピアガイの融合素材となった。
攻撃名は「ディストピアブロー」、(1)の効果名は「スクイズ・パーム」、(2)の効果名は「ノーブルジャスティス」。
アニメでの(1)の効果は融合素材のうち1体のダメージを与えるもので、融合召喚に成功した場合のみとなっていた。
(2)の効果はステータスが変化した時に発動し、攻撃力を戻す効果はなかった。
アニメ仕様ならば、D-HEROドグマガイを選択する事で3400ものダメージを与える事が可能だった為、変更は止むを得ないだろう。
余談
•ディストピア(dystopia)とは理想郷の対義語であり、理想郷を作ると謳う融合次元のアカデミアのデュエリストのカードが「ディストピア」というのは、皮肉めいたものがある。