CV:皆川純子
概要
いちか・ひまり・あおいが通ういちご坂中学校に転校してきた少年。いちかとひまりのクラスに在籍している。
容姿端麗・スポーツ万能・頭脳明晰、そして社交的な人柄と非の打ち所がないスーパー転校生として瞬く間に学校の人気者となり、特に女の子からは転校初日からモテモテである。
大抵のことはすぐに覚えてしまう天才肌のようで、16話ではゆかりの所作を一度見ただけでお茶の点て方を完璧にマスターしている。
いちかに対して強い関心を抱いている模様で、初対面にも関わらず何故か彼女の名前を知っており、鈍感ないちかも、流石にその点については不審に思っている。
「ちょ……ちょっと、近い、近い!」
他人と重要な会話をする時に相手の顔を覗き込み、目をじっと見つめながら話すことがある。
これは相手を萎縮させるためにわざとやっているようだ。
その正体は、悪い妖精を操っていたジュリオが変装(と言うよりも変身)した姿。仮面を装着することでジュリオの姿に変身する。
わざわざ姿と名前を変えてまで転校してきたのは、この町で最近開店したキラキラパティスリーのスイーツにキラキラルが多く込められていることに気づき、その中心人物である宇佐美いちかのことを調べるためである。
また、いちかの事を調べる一方、11話でプリキュアたちがキャンディロッドを生み出した件から「スイーツを食べた人の心の変化に応じてキラキラルが増殖する」という現象に興味をもち、それに関する「実験」なるものを行おうとしている様子。
いちか達がプリキュアと知ってからは彼女達の同行を探るようになり(そこ、ストーカーとか言わない)、いちか達が落ち込んでいたり悩んだりしていると、偶然を装って彼女達の前に姿を現しては相手の弱みや悩みに付け込んで言葉巧みに闇へ誘おうとする。しかし、それらは結果として悉く裏目に出てしまっており、いちかから予想外の答えが返ってきて思わず変顔を晒してしまったこともある。
リオとジュリオが同一人物であることにいちか達は気づいていないが、唯一ゆかりだけは最初からリオに不信感を抱いており、彼が姿を現す度に警戒するような表情を見せている。そして、第16話でキュアマカロンと直接対決した際に口を滑らせてしまい、彼女に尻尾を掴まれてしまうことになる。
名前の由来は黒+ジュリオだと思われる(樹はジュと読み換えられるため)。
完全に余談だが、何故か私服の上着が一般的にレディース仕様とされる左ボタンになっている。
プリキュアに近づいてくる敵キャラクター
キリヤや満と薫を筆頭に、正体を隠してプリキュアに近づいてくる敵キャラクターは過去のシリーズでも度々登場したが、いずれも「プリキュアの弱点や秘密を探る」「プリキュアを罠にはめる」など、自分達の組織にとって邪魔な存在であるプリキュアの排除を主な目的としていた。しかし、リオの場合は(今のところ)組織に所属している様子はなく、プリキュアに近づいた理由も「いちかがキラキラルを多く生み出す存在だから」とむしろ利用しようとしている点が大きく異なる。
また、ジュリオとして戦った際にキュアホイップ(=いちか)がリオとして行ったアドバイスを踏まえた攻撃をするまで彼はいちかがプリキュアとは知らなかったようである。「相手がプリキュアとは知らずに近づいた」という点も過去に例がないことである。
関連タグ
プリキュアシリーズ全体
入澤キリヤ、黒須…リオと同じく主人公達が通う中学校の男子生徒に成りすまし、プリキュアに近づいて弱点を探る敵キャラ繋がり。なお、リオは黒須をルーツとして立ち位置が作られたキャラクターである(アニメージュ6月号より)。