さすゆか
ゆかりさんはかくがちがった
概要
そもそも琴爪ゆかりはキラキラ☆プリキュアアラモード本編開始前から色々な話題性を持っていた。
久しぶりの高校生プリキュア(しかもシリーズで初めて高校生で覚醒)、才色兼備のクールビューティーっぽい立ち姿、他メンバーの中の人がキャリアの浅い人が多い中ゆかりのCV担当は初音ミクなどかなりの知名度のある役を持つ藤田咲、しかもその藤田女史は『GO!プリンセスプリキュア』で先代キュアフローラ / チエリを演じており古代のプリキュアから現代のプリキュアに転生したというネタを持つ、など様々なセールスポイントを持っていた。
そして本編開始以降も、勉学や新体操共に完ぺきにこなす、初見のクレーンゲームでもすぐにコツをつかんでぬいぐるみを入手、料理スペックも中学生トリオより高め、ファンクラブもちと前評判通りのクールなハイスペックぶりを視聴者に披露していく。
・・・だが、ゆかりには”更なる隠された特技”があったのだ。それを目の当たりにした視聴者はさらに戦慄することになる。
智将琴爪ゆかり
悪い妖精との戦いが一段落して彼らを背後から操っていたジュリオ(プリキュア)と交戦し始めてからは、ゆかりは他人の感情の機微に鋭く相手の言動を見極めて冷静に対処できるという特性がクローズアップされるようになる。
いちかたちの秘密を探るためジュリオが変装して黒樹リオとして接触してきたときメンバーで唯一彼のきな臭さを感じ取っていたし、第十四話ではあおいが令嬢なのにもかかわらずロックバンドやパティシエ活動にいそしんでいるのを苦々しく思っている水嶌みつよしの考えを改めさせるため立神コンツェルンのパーティーで他の召使に根回しする周到さを見せる。
そして十六話では目をつけていたジュリオの尻尾を掴むために行動を開始。茶会を開いていちか達と一緒にリオを招き、彼と二人きりになったところで”自分には更に優秀な姉がいて劣等感を感じている”というブラフをかける。その後ジュリオと一対一の戦闘に突入した時追い詰められたふりをして調子に乗った彼に姉の存在を喋らせさせ口を滑らさせることに成功し、正体を暴くためのブラフにジュリオがまんまと引っかかったことを告げる。ゆかりを追い詰めたつもりが逆に最初から自分が嵌められていたことに気づいたジュリオはすっかり取り乱し、ゆかりに主導権を握られて翻弄されて撤退する羽目になった。続く十七話ではジュリオの正体を知らせるため、臨時の作戦会議を招集したり、いちかが変身不能になっている間代わりに指揮を執るなど戦闘パートにおけるサブリーダーとして活躍した。十八話では、キラパティの悪い噂を流したビブリーの暗躍をファンクラブの協力を得て阻止し、戦闘時にはショコラとのコンビでビブリーを追い詰めた。この時はジュリオとビブリーを操っていた黒幕がノワールであることを聞き出したものの逃げられてしまった。
様々な悪事に手を染める悪役を逆に謀略で嵌めるなんて、ゆかりなんて恐ろしい子!