CV:小松未可子
概要
劇中に登場する人気アニメ「精霊機想曲フォーゲルシュバリエ」のヒロインであり、主人公機フォーゲルシュバリエのパイロット。戦うヒロイン。
軍服の姫君によって、アニメ版「フォーゲルシュバリエ」の世界から召喚され、水篠颯太の部屋に現界する。
颯太から現実世界では自分はフィクションの登場人物に過ぎない事を知らされ、その縁で行動を共にすることになる。
軍服の姫君との交戦によってフォーゲルシュバリエを失い、以降はサーベル「ソードリベリオン」を用いて戦う。
しかし生身での戦闘能力に関してはそれほど高くなく、煌樹まみかやアリステリア・フェブラリィとの戦闘では苦戦を強いられることになる。
正義感が強く、行動的で前向きな性格だが、命がけの戦いの世界の出身ということでシビアな考え方をする一面もあり、前述のまみかとの戦いでは自分の世界の感覚のままに周囲の被害も考えずに戦うまみかに対しその認識の甘さを指摘、一喝している。
軍服の姫君から提案された世界改変の話については彼女のもったいつけた態度が信用ならないとして当初から懐疑的であり、早々に決裂。
その時点では単に協力を拒む程度のものであったが、メテオラによって「大崩壊」と名づけられた世界規模の大災害の危険性を提示されたことで、「元の世界への帰還」に加えて「軍服の姫君の阻止」を目的に据えて明確に敵対することを決意する。
自分の作品の作者である松原祟やまりねと出会ってからはまりねの家に住まわせてもらっている。
現実世界の食事に関してはそれなりに気に入っているが、さすがにわさび入りの寿司を引き当てた際には頭を抱えていた(「わさび抜きを頼んだのに!」と悲鳴を上げているので、少なくともわさび初体験ではなかった模様)。
また、前述の通り彼女は「フォーゲルシュバリエ」のアニメ版から現界している為、アニメではまだ描かれていない部分の原作の展開については一切の知識がない。しかし、まりねの家に転がり込んだ時点ではその事実は判明していなかったため、後の展開についてよりによって原作イラストレータ本人から盛大なネタバレをくらう羽目になった。
(改変時の姿)
後に松原とまりねがSNSに実験用のイラストを投稿してファンの共感を得て改変が行われたことで一時的に炎を操れるようになった。
フォーゲルシュバリエ
セレジアが使用する搭乗型ロボット。全長約17メートル。I-IV氏曰く「サンライズ系のファンタジーな『聖戦士ダンバイン』で『ファイブスター物語』な感じで作りました」という。
原作を読んだ限りではフォーゲルシュバリエは技らしいものは持っていなかったらしく、魔法陣を表示して好きなように動かしてくれと言われたとのこと。巨大な魔法使いの杖をイメージしてシルエットは杖っぽく先端を曲げてあり、その内側には魔法的な何かの結晶を埋め込んである、それがセレジアが暮らす世界の機械の特徴だという。フレームは金属であるものの装甲は魔木製、あるいは魔法に関わる巨大な虫の殻や石を用いて作成されたと想定してデザインしたという。
因みに、名前のフォーゲルはドイツ語で「渡り鳥」シュバリエはフランス語で「騎士」あり、翻訳すると「鳥の騎士」である。確かにフォーゲルシュバリエの背部には翼らしきパーツがあるうえに、飛行する描写がある。
しかし、技らしいものは持っていなかったということは、やはり1話限りの登場ということなのだろうか…。