概要
シーモのフロストバイトブラストで右腕に神経が損傷する程の酷い凍傷を負ったコングの為に、トラッパーが用意したメカグローブ。
名前は「Bio Enhanced Anatomech Seismic Thunder Glove(生体強化された解剖メカ型激震性サンダー・グローブ)」の略称。
メカゴジラとの戦いを経て、ゴジラとコングが共闘しても勝てない程の敵が現れた場合に備えて、タイタンの中でも最も人類の味方と言えるコングの自己防衛用の武装開発プロジェクト「パワーハウス計画」に基づきコング用のアーマーとして設計、建造された。
プロジェクト自体はいくらコングとはいえタイタンを強化して制御できなくなることを危惧した反対派の意見が強まったことで白紙となったが、地下空洞のコング監視前哨基地に一つだけ作られていた右前腕部の試作品が残されていたものを回収して使用された。
その名の通り、電気を纏うことでコングの腕力を高めることが可能。その強化具合は凄まじく、前作ではゴジラに対して全くと言っていい程効いていなかったパンチで、ごく短時間とはいえ失神させることに成功している。
また治療薬を自動投与する機能も備わっており、装着するまで右腕を殆ど動かせず痛みに悶え苦しんで憔悴していたコングが装着した途端元気を取り戻し、その後も全力戦闘を問題なく行えるくらいにまで回復させた。
耐久性もかなりのもので、シーモのフロストバイトブラストをかなりの長時間受け止めたり噛み付かれて振り回されても損傷したり機能に支障をきたすことは全くなかった。