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概要編集

モンスターバースシリーズ第4作『GODZILLAvsKONG』において、コング地下空洞世界にある先祖が築いた宮殿で見つけた


かつてタイタヌス・コングという種族が、タイタヌス・ゴジラにしか使う事の出来ない地球の核エネルギーを操るために創り上げた武器で、刃にはその背鰭が用いられている。

柄の部分は足の骨だが、長さの比率からしてゴジラの骨ではないとされており、こちらは別種の怪獣の骨を使用していると思われる。


(※海外のユーチューバーの「Goji Center」では、MUTOの前足の骨ではないかと推測している)


それまでタイタヌス・コングという種族が道具を使いこなすだけの高い知能を持ち合わせていることは、末裔であるコングの行動から確認されていたが、この斧の発見で、彼らがより高度に物を加工して使用することが証明され、その知能がチンパンジーよりも人類に匹敵することが明らかとなった。


劇中では、宮殿内に横たわっていたゴジラに似た怪獣の化石の頭蓋骨に突き刺さっていたものを、そこに導かれるように宮殿にやってきたコングが見つけて入手。彼がこれを弄ったことで生じた地球の核エネルギー流の変動を察知したゴジラが放射熱線で地上から地殻を貫きコングのいる地下空洞へ攻撃、その際に開いた穴を伝ってコングも地上に登り、この斧を見て敵意を爆発させたゴジラとそれに立ち向かうコングの戦いにおいて利用された。


その戦いの後は放棄されたかと思いきや、実はこっそり持ち帰られており、地底世界のコングのねぐらの奥に隠されていた。



性質編集

上述の通り、刃となるゴジラの背鰭と持ち手となる骨に革に似た紐でくくりつけただけの原始的な武器だが、どのように扱っても壊れない頑丈な作りとなっており、さらに突き刺さった相手が化石になるまで放置されていても劣化するどころか、修繕せずにそのまま戦闘に使えるなど耐久性にも優れている。


刃はビルはおろか核爆発にも耐えたゴジラの皮膚を貫くなど非常に鋭いだけでなく、ゴジラの熱線を吸収して刃の威力を高める性質を持ち、ゴジラの熱線を無力化すると同時にそれを吸収し、充分にエネルギーを得ると攻撃時に追加ダメージとして強力な爆発が起きる。その威力はゴジラに大ダメージを与えて一時的にダウンさせ、通常時では火花を散らす程度で大した傷をつけられなかったメカゴジラの装甲をたったの一撃で容易く破壊するなど高い攻撃力を発揮した。

反面、扱い方には若干の注意が必要で、実際に初めて爆発が発生した時、高く跳躍してからゴジラに斬りかかったために、爆発の反動でコングは遠くまで吹っ飛んでしまっている。


他にも宮殿の祭壇に収めれば地球の核のエネルギー流にも干渉することができる(エネルギーを感知したり充填されると中心部が発光する)。この祭壇はよく見ると別の斧も複数並べられており刃に反応して発光するエネルギーによりゴジラがウロボロスの様なポーズを取ってる様に見える紋様が浮かびあがっていた。


ゴジラとの因縁編集

原始的ながら宮殿の存在と同じくコング一族の知能の高さを示す武器であるが、一方でゴジラからしてみれば、自身の同族の遺骸を武器にしているという極めて冒涜的な代物であると同時に同格の生命体の死体を武器に加工し、それによってその生命体を殺すためのもの”でもあり、それ故に両種族の因縁の象徴でもあった。


ただし、自然というものは我々が一般に想像するような牧歌的なものとは違い、利用できるものは何でも利用する生存戦略が当たり前のようにまかり通る修羅の世界である。

経緯はともかく、巨大生物が闊歩する地下世界の中でゴジラという圧倒的な存在に対抗する事を思えば、人類がそうして発展してきたように古代のコング一族のこの所業を単純な善悪で語ることは出来ないだろう。


事実、次回作に登場したコングと同族メインヴィランも、同様に他怪獣の死骸を加工したと思しき武器や拘束具を使用している。


関連タグ編集

Kong(モンスターバース) GODZILLA(モンスターバース) モンスターバースシリーズ

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