から紅の恋歌
からくれないのらぶれたー
『名探偵コナン から紅の恋歌』は劇場版名探偵コナンの第21作目。2017年4月15日公開。
待っとれ 死んでも守ったる──────
概要
本作の主役は西の高校生探偵・服部平次と彼の幼馴染み・遠山和葉。
大阪組の2人がメインとなるのは第7作『迷宮の十字路』(以下『迷宮』)以来、実に14年振り。
『迷宮』の舞台が春の京都であるのに対し、今作は秋の京都(と大阪)が舞台。
更に、平次と和葉の恋路に大きく関わる新キャラクター・大岡紅葉も登場することが判明しており、劇場版では久々にラブコメ要素が色濃くなっているのも特徴。
脚本は、『福家警部補シリーズ』などで知られる大倉崇裕が担当。
『コナン』ではTVアニメ第829話「不思議な少年」を担当しているが、劇場版を手がけるのは本作が初となる。
主題歌は倉木麻衣の楽曲「渡月橋 ~君 想ふ~」。同氏は『迷宮』でも主題歌を担当している他、『コナン』とのタイアップは奇しくも今回で21曲目となる。
興行収入は68億円を突破。前作『純黒の悪夢』を超え、5年連続でシリーズ最高記録を更新した。
ゲストキャラクター
備考
- 今作のタイトルについては、原作者・青山剛昌氏が事前に「カ○○○○○の○ン○」(○は伏せ字)であると明かしていた。答えは「恋歌」を素直に読んだ「カラクレナイのレンカ」だったようだ。
- 早々に当ててしまったファンもいたようで、同氏は「『カズハちゃんのサンバ』とか色々あるじゃなーい」と驚いていた。
- 平次はこれまで劇場版では6作品(第3・7・10・13・14・17作)に出演しているが、後半3作品では物語の関係上、コナンとのシーンが電話越しのみであった。今作では平次が主役ということもあり、第10作『探偵たちの鎮魂歌』以来実に11年振りの対面が実現。やったで工藤!
- 21作品ある劇場版シリーズにおいて、季節が秋に設定されたのは本作が初。
- これまで劇場版第1作から連続出演していたレギュラーキャラの一人・目暮十三が、本作で初めて一度も登場することなく終わり、皆勤賞が途切れることとなった。本作の事件は専ら京都府警と大阪府警の管轄であり、劇場版で警視庁が一切関与しなかったのも初となる。