概要
2002年から放送された学園ドラマ。
原作はもちろん「ごくせん」だが、原作に沿ったストーリーは第1シリーズのみであり第2、第3シリーズはオリジナル展開。
全シリーズ通して「ヤンクミこと山口久美子が不良のクラス・3年D組を受け持ち、彼らにぶつかっていく」という物語は共通。
特徴
どのシリーズも3年D組がメインクラスとなっており、不良の集まり。しかし、その生徒の中身は仲間思いで本当はいい人物である。
生徒の中には親との折り合いが悪い人物が多い。その中には矢吹のように思春期の親子喧嘩程度の人物もいれば、沢田、小田切、緒方のように深刻な問題を抱えている人物もいる(いずれも息子、及び息子の友達を信頼していない)。更に、物語中に父が亡くなった熊井や両親が既に亡くなっていた風間など複雑な家庭環境で育った人物も多い。
山口の素性はバレてはいけないが、3シリーズとも結局バレている。ただし、山口が原因なのは第1シリーズだけであり、第2シリーズでは酔っ払った達川を小田切と矢吹が山口の家まで送ったため、第3シリーズでは主要生徒6人に熊井が流れで山口の家を教えてしまったためにバレている。バレそうになった際には劇団、蕎麦屋、たこ焼き屋、という風に何とかして誤魔化すが嘘が下手。
生徒の名前は主要生徒以外は下の名前が役者の本名を使用している。
第1シリーズ
2002年4月17日〜7月3日に放送された最初のシリーズで、唯一原作を元にしている。元々は11話の予定だったが、13%〜18%の高視聴率だったため、12話となり最終話は23.5%を記録。シリーズて唯一水曜ドラマ(第2、第3は土曜)
原作と比べ、学園ドラマという部分が濃く描かれており、後のシリーズよりも学校生活での授業やテストなどの場面が多く描かれている。
教室の落書きも以降のシリーズに比べるとあまりない方。シリーズで唯一喫煙シーンがある。
第2シリーズ
2005年1月15日〜3月19日に放送された。話数が10話とシリーズ中で最も少ない他、スペシャルもないが、関東視聴率が全て25%超えというシリーズの中でもかなり大ヒット作。最終話では32.5%を記録し、様々な賞を取得。また、放送の日にちが第1、第3と違って1月からとなっており、この時点で3学期のため最終話で卒業を迎えている(他二つはスペシャル)。
このシリーズから挿入歌があり、クラスの中心生徒役(ジャニーズ)が歌うようになっている。
シリーズでも一番と言っていいほど喧嘩のシーンが多く、代わりに学校の授業やイベントなどの描写がほとんど無い。どちらかというと学校より生徒に視点がいっている。
第3シリーズ
2008年4月19日〜6月28日に放送された。前シリーズ同様、年間の民放連続ドラマの中で視聴率1位を記録。視聴率は殆ど20%以上で初回は26.4%。
クラス内でのぶつかり合いが一番多く、初期は特に緒方派と風間派に別れていたため揉めていた。また、理事長が前2シリーズと違って女性であり、性格、器共に問題が多い前2シリーズの理事長に比べてかなりの人格者。唯一クラスや山口をしっかり見ている理事長。
今までのシリーズでは喧嘩はしても山口が担任を持っている生徒側は素手が多かったが、今作では武器(というかそこらに落ちている木の棒など)を用いる生徒が多い(が山口に止められる)。
登場人物
役者は当時の新人が多い他、ジャニーズがどのシリーズにも1人以上いる。
第1シリーズ
南陽一 演:石垣佑磨
熊井輝夫 演:脇知弘
唯一全シリーズ出演している。
第2シリーズ
第3シリーズ
本城健吾 演:石黒英雄
神谷俊輔 演:三浦翔平
余談
2017年の24時間テレビ40回記念のジャニーズメドレーで、weeeekを歌ったメンバーが偶然なのか松本(第1シリーズ)、髙木、中間、桐山(第3シリーズ)、玉森(第3シリーズスペシャル、劇場版)と全員ごくせんメンバーだった。ちなみに第2シリーズに登場した亀梨は24時間テレビのパーソナリティだったため、赤西はジャニーズ脱退後だったため歌唱自体していない。