「哪吒」は「封神演義」の登場人物。「西遊記」に登場する哪吒太子と同一人物である。
藤崎竜「封神演義」の哪吒
この節では藤崎竜作の「封神演義」について記載する。
なお「哪吒」の本来の読み方は「ナタ」だが、藤崎版「封神演義」では「ナタク」とされている。
崑崙山の道士で蓮の化身である宝貝人間。
陳塘関の李靖の妻、殷氏に太乙真人が宝貝人間を作る宝貝「霊珠」を授けそこから生まれたが、一度肉体を失い、蓮の花の化身として再生する。
自分を気味悪がって処分しようとした父にあたる李靖を恨み追いまわしていた所で李靖に助けを求められた太公望に出会い、太公望に敗れその後仲間となる。
強い敵を感じると真っ先に向かっていく戦闘狂的な性格。
作中では一応の生みの親である太乙真人から宝貝や本体自身の改造、修理を施され、強化されていくロボットのような扱いを受ける。
基本的に仲間に対しても無愛想だが、母親の殷氏と母をなくした境遇を持つ黄天祥には心を開いている。
生まれたときから3つの宝貝(乾坤圏、風火輪、混天綾)を身に纏っていて、更に金磚、火尖槍、九竜神火罩IIも追加。
最終的にはスーパー宝貝・金蛟剪を内蔵し、黄金の竜を召喚するほどまでにパワーアップする。
本体が宝貝であるため、太極図の宝貝無効化能力の前では停止してしまう。
宝貝
霊珠(れいじゅ)、乾坤圏(けんこんけん)、風火輪(ふうかりん)、混天綾(こんてんりょう)、金磚(きんせん)、火尖鎗(かせんそう)、九竜神火罩II(きゅうりゅうしんかとう・ツー)、金蛟剪(きんこうせん)