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概要

グランベル帝国の皇帝・アルヴィスと、妃ディアドラの間に生まれた皇子

第一皇子として次期グランベル皇帝になる立場にいるが、「闇の皇子」という異称で呼ばれ人々から恐れられている。第二部のヒロイン・ユリア双子にして従兄で、第二部の主人公セリスの異父弟にあたり、なおかつ従弟でもある。

父譲りの赤髪赤眼で、額に赤い印を持つ少年。一人称は「私」。

幼い頃は優しい性格をしていたが、実は異父兄妹であった両親の近親婚により、彼らが母シギュンからそれぞれ傍系として受け継いだ暗黒神ロプトウスの血が、直系になるほど濃くなって誕生した。そして終章から7年前に、暗黒教団の司祭マンフロイによってもたらされた「ロプトウスの書」の影響で、暗黒神に肉体を乗っ取られ、残忍で邪悪な性格に変貌した。

神々の系図はロプトウス直系、ファラ傍系。母から光魔法ナーガを扱う聖戦士ヘイムの血筋も受け継いでいるが、系図に現れていない。

覚醒後は「闇魔法ロプトウス」に唯一対抗できる「光魔法ナーガ」を恐れ、その使い手である実の母・ディアドラと、自分の双子の妹・ユリアを抹殺しようとする。母の殺害には成功するも、母の決死の努力によって妹のユリアだけは取り逃がしてしまった。成長後は父を傀儡同然に追いやり、帝国の実権を奪うと、虐殺や子供狩りを実施して圧政を敷き、グランベル帝国はもはや「ロプト帝国」の再来と言われるようになった。

父方の親族であるイシュタルから想いを寄せられており、腹心かつ愛人として側に置いている。

また、人を魅了する力があるらしく、ある村を解放すると「あの目を見るとまるで、すい寄せられるように自分を失ってしまうのです 私の友達にも、ユリウス様をしたってバーハラに行った子がたくさんいます でも、みんな行方不明になって…」という台詞が聞ける。イシュタルのいとこティニーリンダ)は「人をひきつける不思議な力と氷のような冷たさを持った恐ろしいお方」と表現している。

ゲームでは最強の闇魔法「ロプトウス」を装備しており、最強の光魔法「ナーガ」以外の攻撃はダメージが半減してしまう。 クラスはダークプリンス

ユリア・セリス・それ以外と、倒した相手によって散り際の台詞が変わる。

外伝『トラキア776』ではイシュタルを従えて顔を見せる。

同じ相手に対する一人称が「私・ぼく・俺」と安定せず、より幼い顔立ちになった。

変貌後の冷酷な面のみが描かれていた前作とは異なり、昔から体が弱く近年ますます悪化していると語られたり、イシュタルの騎士ラインハルトへの嫉妬とも取れる発言をしたりと、人間的な脆さを垣間見せた。

また、父の側近が産んだ同じ赤毛の異母兄も登場している。公ではアルヴィスの第一子である筈のユリウスが父と同じファラ直系ではなかったのは、アルヴィスの落胤という形で次世代のファラ直系が既に誕生していた為だったことが判明する。

覚醒』におけるクラスはソーサラー

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