概要
中国の小説『封神演義』の登場人物。
7代前より殷王朝に仕える名家・黄家の武将であり、鎮国武成王と呼ばれている。
妲己輿入れ後、どんどん堕落していく紂王を心配していたが、紂王(正確に言うと妲己一味)により妻の賈氏と妹の黄貴妃(紂王の側室でもある)が自害したことを知り、造反を決意。
周の文王の下に下り、開国武成王と名乗ることとなる。息子たちや弟、父親もこの時周に仕官している。
戦場では五色神牛に乗り一騎当千の活躍を見せるが、張奎との戦いで戦死。
藤崎竜版
頭にバンダナを巻き、顎髭を生やしたワイルドな中年男性。かなりの巨漢であり、天然道士と呼ばれる、仙人骨を有する特異な人間。
年上年下問わず兄貴風を感じさせた。
原作同様、初登場時は殷の鎮国武成王であった。
妲己を倒しに来た太公望を救い匿ってやり、無気力に陥った太公望に発破をかけた。
妲己の策略により妻賈氏と妹黄氏を殺されてからは周側につき、文王姫昌によって開国武成王に任命された。
殷にいたころ、聞仲とは気の置けない関係であったが道を違え、仙界大戦において対峙することとなる。
十絶陣での戦いで、聞仲と共に王天君の創り出した紅水陣に閉じ込められる。肉を溶かし骨を蝕む猛毒の雨を浴びながらも聞仲と壮絶な殴り合いを続けるが、遂に力尽きてしまう。しかしその熱い拳は聞仲の心を揺れ動かし、「じゃあな! 後は頼んだぜ!!」と高らかに叫びその生涯に幕を閉じた。
原作とは異なり、息子たちより早く命を落とす結果となったが、その意思は周の戦士達に受け継がれていった。
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