第三十一戦隊
だいさんじゅういちせんたい
概要
サイパン島の戦いで司令部が壊滅した第三水雷戦隊を改組する形で編成された戦隊。
この際、対潜機動部隊の設立を訴えていた連合艦隊司令部らと、米潜水艦による通商破壊への対策を模索していた軍令部第12課の後押しもあり、三水戦の残存兵力と当時量産が開始されたばかりの松型駆逐艦に加え、海防艦と零式水上偵察機部隊を編入した戦隊として誕生する事となった。
編成後は連合艦隊に編入され、大型艦の対潜護衛やエンガノ岬沖海戦、礼号作戦、天一号作戦等での艦隊護衛を行った。また、本戦隊所属艦は時折単独、または複数で船団護衛に駆り出される事もあったという。
戦局の悪化に伴い、最終的には第十一水雷戦隊とともに本土決戦に向けた回天による奇襲部隊として海上挺身部隊に組み込まれたが、燃料不足によって訓練すらままならないまま終戦を迎える事となった。
尚、船団護衛として各艦とも最前線に駆り出された結果消耗は激しく、結成から解隊まで一度も抜ける事なく在籍し続けたのは竹ただ1隻のみとなっている。
艦隊これくしょんにおいて
艦隊これくしょんサービス開始から現在まで、当戦隊に所属、または指揮下に入った事のある艦のうち実装されているのは以下の11隻となっている。
- 五十鈴
- 卯月
- 皐月
- 大淀(レイテ沖海戦期間中のみ旗艦として所属)
- 神風(1944年12月26日~1945年2月5日のみ)
- 旗風(1944年12月26日~戦没時)
- 潮(坊ノ岬沖海戦後、第二水雷戦隊解隊に伴い移籍)
- 響(同上)
- 初霜(同上)
- 雪風(同上)
- 涼月(同上)
(当初は元三水戦旗艦の名取が旗艦を続投する予定だったが、結成のわずか2日前に戦没した為、五十鈴が代わりに編入となった)
(上記の他に、磯風、浜風の2隻が戦没後書類上編入されている)
この他、装備扱いではあるが零式水偵の部隊も所属していた。
ゲーム中においては下記アップデートまで本戦隊に言及する要素は存在せず、唯一五十鈴改二の対潜値のみがそれを彷彿とさせるのみであった。pixivにおいても、2016年11月29日現在、本タグの付加されたイラストはメイン画像の1枚のみとなっている(松・竹・梅の3隻は未実装のためオリジナル艦娘が充てられている)。
2016年2月29日のアップデートでこのうち皐月に改二が実装されたことに伴い、新任務「「第三十一戦隊(第一次)」を編成せよ!」が追加された。第一次、とある事から、今後松型実装に伴う第二次編成任務があるのではないか、と見る提督も早くも現れている。