概要
元海軍本部大将であるクザン(青雉)と麦わらの一味の考古学者であるニコ・ロビンのカップリング。
オハラへのバスターコール
当時海軍本部中将であったクザンはオハラへのバスターコールの担当中将五人の内の一人に選ばれ、オハラの学者征討に参加することとなった。そこで彼はニコ・ロビンを逃がそうとしている元海軍本部中将ハグワール・D・サウロと再会する。
彼らは互いの正義に基づいて戦うも、そこでさらに別の正義の形を見ることになる。バスターコールに参加していた担当中将の一人、サカズキである。その徹底した正義を目にしたクザンはサウロを凍らせて殺すも海軍本部のやり方に一抹の疑問を抱く。そこでサウロが残した種(ロビン)の行く末を見ることに決め、海を凍らせ道をつくり彼女を逃がした。
……あらららコリャいい女になったな… ニコ・ロビン
二十年が過ぎ、彼らは再会する。クザンは海軍本部の中将から大将になり、ニコ・ロビンは麦わらの一味の一員になっていた。しかし、バロックワークスなどいくつもの組織を転々としていたロビンに対し彼の中で一つの疑問が生まれていた。彼女をこのまま手のつけようがない危険な爆弾としていて良いのか。政府にとって世間にとって、そしてロビンにとってこれは望ましくないことなのではないか。そこでクザンはルフィ達と交戦することとなる。
彼はゾロの手とサンジの足という彼らの武器を封じるにとどまらず、ルフィとロビンを完全に凍らせることにまで成功する。しかし、一騎討ちを受けた以上は仲間の命を奪うのはヤボと考え、またサー・クロコダイル討伐の件で借りがあるとしてルフィの命を奪うこともなく去って行った。
二度目のバスターコール
クザンからは生還した麦わらの一味だが、彼らは再びロビンが原因で危険にさらされることとなる。水の町ウォーターセブンでのことだ。ロビンを狙う政府の部隊CP9はクザンからロビンの情報とある権限を得ていた。その権限とは故郷オハラを地図から消したロビンにとっての恐怖の象徴あのバスターコール。
ロビンはバスターコールへの恐怖や仲間達への思いから一度は一味のもとを離れCP9に捕まる。が、ロビンを思い海列車そして司法の島エニエス・ロビーまで来た仲間達の活躍から政府の手より助け出される。クザンは騒動後のエ二エスロビーを見て「我々の完敗だ」と一言漏らした。
“オハラ”はまだ…滅んじゃいねェ
エ二エスロビーでの一件の後、いつものように宴をしていた麦わらの一味。それを少し離れた位置から見ていたロビン。そんな彼女の所に再びクザンは現れる。そこで彼はロビンがいつものように一人で逃げなかった理由を知り、彼女に宿り木が見つかったことに気づく。
彼が殺したサウロは彼にとって親友であるとの事実をロビンに告げ、これから先サウロの選択が正解だったのか間違いだったのかその答えを知れることを期待しながら彼はその場を去って行った。