ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

微積分の編集履歴

2017-11-27 23:55:52 バージョン

微積分

びせきぶん

微分と積分の総称。

概要

微分積分の総称。微分積分とも。

共に広い応用範囲を持ち、代表的なものとしては距離速度関係がある。

距離と速度の関係と言えば「距離=速度×時間」があるが、これは「速度が一定」という特殊な場合でしか成り立たないし、「速度=距離÷時間」で求まるのはあくまで平均の速度である。

これに対し、微分を用いれば瞬間速度を求める事ができ、積分を用いれば、速度が変わる場合でも距離を求める事ができる。

体積表面積の間にもこういう関係が存在している。


微分も積分も、関数に対して行われる操作となっており、結果も関数となる。

微分は関数の値の変化を見る操作であり、これは関数の接線傾きとなる。

積分は関数の値の(特定の範囲での)合計を見る操作であり、これは関数が作る領域面積となる。

これらは一見無関係であるが、実は互いに逆の操作となっている。

先程の距離と速度の例の場合、割り算が微分に、掛け算が積分に置き換わる形となるが、割り算の方が掛け算よりも大抵難しいのとは逆に、積分の方が微分よりも大分難しい。


計算するにあたっては、微分するにも積分するにも「無限小さい」という概念が出て来て、これは極限(lim、リミット)という計算の中で扱われる。

積分については数列の知識も必要となる。

ただ、これらの計算自体は毎回行う必要は無く、結果の公式暗記して組み合わせて利用される事が殆ど。

式が不明なデータの羅列を扱う場合や、積分の式が出せない場合においては、近似的に極限の計算を行い、微分や積分の結果の概形を求めたりするが、この辺は現代では通常コンピュータ任せとなる。


微積分においては、dという文字を特殊な意味合いで用い、積分では更にインテグラル)という記号も用いる。

例えば、dy/dxと書いて「yをxで微分したもの」を意味し、∫ydxと書いて「yをxで積分したもの」を意味する。


派生など

通常の微積分は、(独立な)変数が1つである場合を対象としており、これが2つ以上の場合は偏微分やら重積分やらというものが出て来る。

微積分を含んだ方程式微分方程式と呼ばれ、カオス理論と密接(積分を含んでる場合も、通常は微分のみを用いた形に置き換える事ができる)。

微積分が関数を対象としているのに対し、数列を対象とした類似のものは、微分に対しては差分、積分に対しては和分と呼ばれる事がある。


関連タグ

微分 積分 極限 解析 関数

数学 高校数学 物理 力学 電気 カオス コンビ


関連外部リンク

微分積分学 - Wikipedia

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました