「これはほんの挨拶代わりよ。北都の力を思い知らせてあげる」
演:魏涼子
概要
北都の女性首相。スカイウォールの惨劇の時に居合わせており、パンドラボックスの光を浴びている。
その影響からか好戦的冷酷な人物へと成り果てているようで、19話では元農家の御曹司である猿渡一海に恩義を感じている北都三羽ガラス(元々は一海の元で働いていた農家)たちの気持ちを利用して、使用すれば大幅に“ハザードレベル”を上げる事が出来るが、その代償として敗れると肉体が消滅して死に至る“ハザードトリガー”の使用を進んで行うように仕向けたり等の行為を見せている(ただしその行為の裏ではブラッドスタークの思惑が絡んでいる為、一概には何ともいえないが…)。
自分が統治する北都は、東都・西都と比べ子育て支援と農業政策を推進している事をアピールしている。
しかし、それは表向きの理由で実際は国家予算のほとんどを軍事開発に使用している事が第16話で東都首相代理である氷室幻徳によって指摘される。その後は幻徳の挑発に乗る形で東都に戦争を仕掛け、東都に謎の仮面ライダーを送り込んだ。
その第16話の最後では何故か首相室にブラッドスタークと共にいたが、どういう関係であるかは現時点では不明(第15話で戦兎が完成させたスクラッシュドライバーとスクラッシュゼリーの設計データを惣一がコピーして盗んでいた事から、恐らく彼が北都政府にデータを横流ししたと思われる)。
第17話で東都がパンドラボックスの力を一人占めしようとしているのを阻止するという口実で、お互い手を組むよう西都の御堂正邦首相にも進言しているが、当然それも一時的なものと考えており、最終的には自分がパンドラボックスの力を使って世界を自分の意のままにするという野望が明かされた。(元から野心が強かったのか、パンドラボックスの影響による物なのかは不明。)
余談
演じる魏涼子氏は、過去にも仮面ライダーWで有馬鈴子(ベル)/ゾーン・ドーパント役で出演している。その役も今回と同じく、表向きの性格と本性が全然違う人物だった。
ちなみに実生活の配偶者は、同じく仮面ライダーWで井坂深紅郎/ウェザー・ドーパント役を演じ、50代という若さで急逝してしまった檀臣幸氏である。