概要
ファイアーエムブレム聖魔の光石に登場するキャラクター。グラド帝国出身のシャーマンで、リオンとともに魔道研究を行っていた人物。
物静かな性格で、本作の事件の経緯から、世を儚み、自らの死すら進んで受け入れようとする。
(死に際の言葉は「この暗闇が… 私の安らぎです…」)
仲間に加わるのは、エイリーク編では15章2ターン目から、エフラム編では14章クリア後。
ゲーム内のヘルプ機能による説明は「グラド帝国宮廷魔道士の生き残り 魔石誕生の謎を知る唯一の人物」。ストーリー的には重要な役割…なのだが、エイリーク編では物語の根幹にかかわる事実は支援会話を除いて語ってくれなかったりする。
エイリーク編では、ストーリーに特別からむことはなく、単にエフラムが連れてきた仲間といった扱いをされる。操作可能になった瞬間に近くの村へマスタープルフを受け取りに行き、その後は砂漠の財宝探し(ただし宝の発見率は幸運の高さによって左右されるので幸運の低い彼ではなかなか発見できない)にこき使われ、次章からは戦力外通告を受けてしまうことが多い。
エフラム編では、グラド城制圧後、牢獄に捕えられていたところを発見されて仲間入りとなる。こちらのルートでは、仲間になる際に物語の根幹にかかわる重要な出来事を話し、双聖器「魔典グレイプニル」と「黒斧ガルム」をエフラムに託すという、エイリーク編での扱いが嘘のような重大な役回りになる。
兵種はシャーマンで自軍では数少ない闇魔法の使い手。魔力・魔防がよく伸び、技もなかなかで聖魔の魔道系にしてはHPも伸びる。だが物語も終盤に差し掛かるところでレベル10で中途半端な能力で加入するのが痛い。守備・幸運の伸びも悪いので不慮の事故には注意。特に幸運は初期値が0で敵から必殺の一撃を喰らいやすい。本作ではフリーバトルなどで気軽に育成することができるので育成自体はあまり苦労はしないのが救いか。若干速さも足りない気がするが、育てればそれなりにはなる。
支援相手は、デュッセル・ルーテ・ナターシャの3人で、デュッセル・ナターシャとの支援会話では、ストーリー中では明かされることのないこの物語の発端部分が語られる。しかし、誰とも個別エンディングに至らないところは、さすが幸運ゼロの男である。
ゲーム本編ではあまり使われていないキャラの彼だが、その境遇や顔立ちから割と人気があったり。
グラド出身であるため、とあるお祭りゲーでグラドの双聖器グレイプニルを引っさげての登場が期待されていたが、そのグレイプニルは意外な人物の武器として登場することに…。彼の幸運0はどこまで影響を及ぼすのだろうか…。