才虎芽斗吏

さいこめとり

『斉木楠雄のΨ難』に登場するキャラ。

漫画みたいな金持ち

2学期に転校してきた斉木楠雄のクラスメイト(3人目)。

世界有数の常識はずれな大財閥(建設・通信金融などの大企業)「才虎財閥」の御曹司で、常に札束を持ち歩いているほどの大金持ち。その生い立ちや父親(斉木には最低の父親と批判された)の教育のせいで「金で買えないものはない」と豪語する傲慢な性格をしている。

転校初日に照橋に一目惚れと称して金で恋人になってもらおうとしたが、実際は上から目線での選民主義思想による選択だった。

斉木を始めとする友人関係を馬鹿にされた照橋さんによって拒絶された挙句、逆上し、金の力で斉木達の家族や環境に圧力をかけたが、最終的に奮起した照橋ファンと斉木の暗躍によりぶっ潰されて終わった。

初登場の頃は悪辣な人間であったのは事実だがその後は悪態をつきながらもなんとかうち解けだしているようで恩がある者には遠慮していたにも関わらず札束を渡してたりもしている。

元々この学校には金の力よりも大切なものを知っている生徒も何人かいるようで拝金主義の考えも若干ながら薄れつつある(燃堂が溺れている子供を助けている場面では拝金主義の考えを疑っていたなど)。

また頭脳明晰だが生粋のボンボンゆえに許容範囲が狭い他、ラーメンを啜れない、行列を待てずイライラするなどダメな一面もあり、カルチャーショックに苛まれることが多い。

性格はアレだが育ちはいいため相卜曰く「かなり光り輝くオーラ」の持ち主らしい。

実家に虎を飼育しており、自身が提案した遊園地には虎の意匠を持つジェットコースターが存在するなど虎と縁の深い面も伺える。

一癖も二癖もある面々に絡まれたためか、物語が進むにつれ、持ち前の頭を私情で潰すことなく意見交換に使う冷静さを細やかながら身につけ、悪辣さという欠点を球技で相手の精神を翻弄する武器にするなど(形はどうあれ)、彼なりの成長らしき描写が見られるようになる。

名前の由来はサイコメトリーから。

斉木楠雄・海藤瞬…二人の父親が務めている会社に圧力をかけシベリア送りにしようとした。

窪谷須亜蓮…自分のボディガードへの暴行罪として警察に逮捕させる。

照橋信…42歳年上女性との熱愛というでたらめなスキャンダルで照橋家をマスコミの取材責めで追い詰める。

目良千里…彼女の自宅の前に下剤パンを置いて食べさせる(聞いてない上に効いてなかったが)。ちなみに目良家の水道と電気が止められたのは別に関係ない。

燃堂力…彼が購入したジャンプに3ページに渡って鼻くそを付ける。

……約一名やたらと嫌がらせのスケールが小さいが突っ込んではいけない。