概要
『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する、地球連邦防衛軍航宙艦隊の主力艦艇で金剛改型宇宙戦艦の1隻。第2護衛艦隊所属で旗艦タイプであるため青とグレーのツートンカラーと、艦首砲部分がアイボリーホワイト。
古代進や南部康雄、相原義一らが乗艦する艦でもあり、第8ガミラス浮遊大陸基地奪還の為に派遣された。波動機関を搭載している為に機動力・打撃力は旧型である金剛型とは段違いの性能を誇る。無論ワープ機能も完備し、しかも超長距離ワープを可能としている。
スペック
- 全長:202m
- 主機:波動機関×1基
- 兵装
・46㎝艦首陽電子衝撃砲×1門
・36㎝三連装陽電子衝撃砲塔×4基(うち1基は艦橋砲塔)
・ミサイル発射管(VLS)×16門(上甲板8門、艦底部8門)
・艦首魚雷発射管×8基
・対宙機銃×多数
- 搭載機、不明
経歴
第8ガミラス浮遊大陸基地奪還の為に派遣され、ガミラス艦隊と共にガトランティス艦隊に戦いを挑む。序盤戦で激しい撃ち合いになるが、その中で『ゆうなぎ』は単艦で突撃しガトランティス艦を次々と撃破していく。沖田十三や古代守の戦い方を受け継いだような機動戦術で戦果を上げていった。
カラクルム級戦闘艦の登場で戦線が崩壊寸前になるが、そこでアンドロメダの拡散波動砲で形勢が逆転する。しかし、波動砲の直撃を免れて真っ黒になっていたものの機関部が生きており、地球へ向けて一挙にワープしたのを見て慌てて追跡した。
月周辺にワープアウトしたカラクルムを撃破すべく砲撃するが装甲を穿つことは叶わなず、最終手段として艦首真下に潜り込み強制的に落下軌道をずらそうとした。だがあまりにも重量があるため軌道を逸らすことまでは叶わなかったものの、その後、改装中のヤマトからの砲撃によって辛うじて危機を脱した。
艦首上部をぶつけてまでカラクルムを持ち上げようとしたため、艦首部分が大きく拉げてしまっている。
旧作との関連
リメイク元である『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』においても同名の艦が登場しているが、こちらではパトロール艦という完全新規の艦種(巡洋艦のバリエーション)であり、今作のゆうなぎとは別物と言ってよい存在である。
また役目も異なり、オリジナル版は辺境警備を主とする第11外周艦隊の旗艦として、なおかつ土方竜の座乗艦として登場している。そしてガトランティスの最初の犠牲者ともなった。