ミリオンアーサー アルカナブラッドとは、スクウェア・エニックスの「ミリオンアーサー」シリーズの流れを汲む対戦格闘ゲームである。
開発は「アルカナハート」シリーズで知られるチームアルカナ。NESICA Live対応。
概要
2017年1月21日に開催されたリアルイベント”御祭性ミリオンアーサー”でその存在が明らかになった、アルカナブラッドとはミリオンアーサーシリーズのアーケード向け2D格闘ゲームである。
正式名は「ミリオンアーサー アルカナブラッド」(以下、『MAAB』)
2017年11月21日稼働開始。
ストーリー
文化交流の名目で交換留学に来ていた主人公。観光で訪れたアーサー王の遺跡の1つ『時空の歪み』に巻き込まれてブリテンに飛ばされてしまう。
謎の妖精に導かれるままエクスカリバーを抜いてアーサーとなったが、持っていた観光用ガイドブックを神の歴史書『アカシック・レコード』と間違われてしまう。
そのため、周囲からは「未来から来た歴史家」と誤解され、『血聖』を溜めて元の世界に戻るべく、大武道大会に参加することに…
ゲーム内容
比較的オーソドックスな2D対戦格闘ゲームである。NESICA Liveによるオンライン対戦に対応。
特徴的なシステムとして、キャラクター毎に対応した特性を持つ「属性攻撃(エレメンタルブレイド)」と、発動する技を自由に組み替えて使用する「騎士召喚(ミリオンナイツ)」がある。
属性攻撃はその名の通り火・氷・風の三属性のいずれかが乗った特殊攻撃であり、火属性攻撃はスリップダメージの付与、氷属性は凍結による拘束、風属性はダメージの一部を吸収する効果を持つ(なおこの手の属性の概念があるゲームの一般的な実装と違い、属性による耐性・弱点化はない)。
騎士召喚は後述する「サポート騎士」のカードを自由に3種類選び、対戦中に「コスト」を消費して攻撃を行わせることができるというものである。特にコスト3のカードは強力な範囲攻撃を持っていることが多く、うまくコンボに組み込むことで大ダメージが期待できる。
登場キャラクター
プレイアブルキャラクター
CV:ランズベリー・アーサー
異世界より現れたアーサー。
本名不明。属性攻撃の属性は火。文化交流の名目で日本からイギリスに交換留学に来ている高校生。 観光で訪れたアーサー王の遺跡の1つで『時空の歪み』に巻き込まれてブリテンに飛ばされる。二刀流キャラ特有の高速ラッシュによる制圧力が売り。
CV:上坂すみれ
異世界より現れたアーサー。
本名不明。属性攻撃の属性は氷。二刀アーサーとは幼い頃から同じ剣道場に通う幼馴染み。 交換留学生としてイギリスに訪れていた際に、ブリテンに召喚されてしまうことに。
交通事故で弟が重傷を負っており輸血が必要な状況であるため、元の世界への帰還を焦っている。
CV:佐倉綾音
属性攻撃の属性は風。『乖離性ミリオンアーサー』の主人公の一人。本名は不明だが姓が「アーサー」であることは示唆されている。
キャメロットの宮殿にある財宝を盗み出すために忍び込んだものの、内部にあったエクスカリバーを誤って抜いてしまった事から『王』の候補に選ばれた。王としての自覚はゼロであるが、元々仁義に厚い性格であり、国民に危害を及ぼすであろう存在には容赦がない。
「神の歴史書」を入手すれば高く売れると思い大武道大会に参加する。
CV:宮野真守
属性攻撃の属性は火。『拡散性ミリオンアーサー』に登場する主人公の一人。
ブリテン王の候補者として、エクスカリバーに挑戦した者の一人。政治を学び武術の鍛錬も欠かさないが、剣を抜くまでは実戦を経験した事はなかった。
ちなみにアーサーとしては983067人目。「二刀」「居合」が2154781/2番であることから、当時からかなり時間が経過しているようである。
CV:梶裕貴
属性攻撃の属性は風。『※デッキメイクミリオンアーサー』の主人公。
『外敵』である帝国がブリテンのアーサーに対抗するために生み出した人造英雄。 魔竜ファブニルの血液を浴び、その身を魔法資源と化した実験体である。
キャラクターとして登場し喋るのは本作初
CV:小倉唯
属性攻撃の属性は氷。『拡散性ミリオンアーサー』の登場人物(?)。当時ある人物が人間と妖精(「ミリオンアーサー」世界観における妖精とはオーバーテクノロジーの産物である超生物である)の通訳とさせるために作り出した「人間に近い妖精」であるが、人間に近づけすぎたため妖精とコンタクトを取ることも、妖精としての力を振るうこともできなくなっている。
属性攻撃の属性は氷。白雪姫がモデルの騎士。
この騎士は限りなくオリジナルに近い騎士になっている。
ゲーム内でも、スノーホワイト自身に戦闘力は無く
指示を出すだけで、七つの影が代わりに戦う。
CV:井澤詩織
属性攻撃の属性は火。シリーズに通して登場する騎士の一人。呪いの力によって人狼と化した少女であるが、その代わりに怪力を得ている。強者との戦いを求めるという、ある意味最も真っ当な理由で大武道大会に参加した。
なお『拡散性』ではNORMAL+のレアリティであったが、何故か下手な高レアリティカードよりも出現率が低かったことで知られている(具体的な出現率は不明であるが、イベント報酬やら正月限定ガチャやらにわざわざ含まれていたことがあること等から意図的な調整であったと思われる)。
CV:長妻樹里
シリーズに通して登場する騎士の一人。「エターナル・フレイム」(永遠の炎)の名前の通りカグツチの因子と龍の因子により両腕から炎が上がっている、とされているが実情は不明、当人も炎の出自については全く気にしていない。
属性攻撃の属性はもちろん火。
CV:小松未可子
属性攻撃の属性は風。コラボ聖剣伝説3から参戦。
リース本人ではなく、その因子から作られた騎士(「ミリオンアーサー」世界観では因子を元に騎士を作るという形で人のコピーを作ることができる)。複製騎士には珍しいことにオリジナルの記憶が強く、盗賊団によって壊滅させられた祖国の復興と拉致された弟の救出を目指している。「神の記録書」なら弟の居場所が記録されているかも知れないと期待し大武道大会に参加することになった。
サポート騎士
前出の通り、騎士召喚で呼び出すことができる騎士達。
【火属性】
コラボ聖剣伝説3から参戦。
ミリアサ従来で騎士に属するのであれば「異界型」
【氷属性】
【風属性】
【無属性】
その他主な登場人物
ニマーヌ/ニニュー
少女型(ニマーヌ)・少年型(ニニュー)の妖精。ある目的のために時空を歪めて「二刀」「居合」を召喚した張本人であり、「血聖を集めて再度時空の歪みを開き、元の世界への帰還を願った二人を元の世界に帰還させるため」に大武道大会を開催した。
なお普段はニマーヌは「二刀」、ニニューは「居合」と行動している模様。
グィネヴィア
『拡散性』に登場。カメリアド領の王女。エクスカリバーと円卓、そして騎士達の同調を改善するために招聘された「円卓の管理者」である。ニマーヌ、ニニューが大武道大会を開催したことでブリテンが混乱を来しているため、円卓の管理者として放置できず行動することになった。
なお本作では剣術の城で生活している模様。またサポート騎士として「統御型グィネヴィア」も登場しているが、これは属性を持っていない(効果がデバフのため)珍しいサポート騎士である。
関連動画
ローンチトレーラー
関連タグ
ミリオンアーサー 拡散性ミリオンアーサー 乖離性ミリオンアーサー
余談
「デッキメイクミリオンアーサー」:2014年1月に発表された、スマートフォン向け『ミリオンアーサー』シリーズの一作。琢磨氏プロデュースのもと開発が進められていたが、「拡散性」と大してシステム面も変わらない為、2014年12月に開発中止が発表された。
開発
ストーリー監修:鎌池和馬
プロデューサー:琢磨尚文
シリーズ総合プロデューサー:岩野弘明