概要
原題は『ゴッド・オブ・エジプト』。
アレックス・プロヤス監督制作のファンタジーアクション映画。
物語
神と人間が共存する古代エジプト。神々達は人と同じ姿をしているも、その体躯は人よりも長身であり、その身体には赤い血ではなく黄金が流れているとされ、時に獣の姿に変化する。
国は太陽神ラーの長兄にして「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた。
しかしある日、オシリス王が王座を息子・ホルスに譲るための儀式の最中、招待客である弟・セトの反逆によりオシリスは殺され、ホルスは自らの両目と王座を同時に失ってしまう。
セトの暴虐による悪政の中、コソ泥をして生活する青年・ベックは、恋人・ザヤの進言により宝物庫からホルスの右目を盗み出すものの、逃走中ザヤが矢に撃たれ倒れてしまう。
ベックは恋人の魂を取り戻すため、ホルスはもう片方の「神の目」と王座奪還のために手を組み、冒険の旅に出るのだった。
登場人物
ベック@ブレントン・スウェイツ(玉森裕太/平野潤也)
ザヤ@コートニー・イートン(永野芽郁)
ウルシュ@ルーファス・シーウェル(大塚芳忠)
余談
- エジプトが舞台なのに、主要な神々や登場人物の多くが白人系なことに大きな批判が相次いだ。これは本作品に限ったことではないが「Whitewashing」と呼ばれる現象である。
- 2体の巨大なコブラ (蛇神かどうかは不明)が放つ火炎放射の形態は、2002年の映画『サラマンダー』で開発され、その後『ハリーポッター』シリーズや『ゲームオブスローンズ』などでも使用されたものである。また、コブラの形態には、オマージュかどうかは不明だが、2007年の韓国映画『D-War』の影響もあるのかもしれない。
- その年のゴールデンラズベリー賞にて、最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低主演男優賞、最低スクリーンカップル賞という、計5部門でノミネートされたが、結局は1つも受賞していないという快挙?を成し遂げている。