概要
架空の世界・ウー大陸を舞台に、いつか偉大なヒーローになりたいと願う12歳の少年フィンと、相棒で、特別な力をもつ犬・ジェイクが、キャンディ王国のプリンセス・バブルガムをゾンビたちから守ったり、ヴァンパイアの女王と戦ったり…と大活躍! 思いもよらない出来事でいっぱいの、さまざまな冒険を繰り広げるナンセンス・コメディ。(日本CN公式説明より)
ウー大陸――それはかつて地球で起きた「マッシュルーム戦争」と呼ばれる争乱の果てに、文明が滅び、魔法が復活した世界だと言われている。少年・フィンは相棒のジェイクと共に、大陸を旅したり、家で駄弁ったり、癖の強いキャラクターたちに振り回されたりしながら、人々の助けとなるべくヒーローを目指す。考えるよりも感じろ系の奇天烈冒険譚。
シンプルなかわいい絵柄で描かれながらも、第1話から視聴者を全力でおいてけぼりにする超展開、キュートかつエキセントリックに振る舞うキャラクター、おふざけの合間に挟まれる無闇にシリアスな設定、時おり訪れる有無を言わさぬぶったぎりエンド……などシュールで奇妙な作風となっている。
かわいく、おかしく、シュールで、せつなく、ダークで、ハードな物語。
地上波としてはTOKYOMXにて2015年3月19日から放送開始。
12月の放送分からは「エムキャス」に対応し、エムキャス対応エリアであれば視聴できるようになった。
2012年からコミックス版も開始された。
登場人物
フィン<Finn>
CV:朴璐美 / Zack Shada
主人公の少年。やんちゃだが正義感の強い少年。日々冒険にあけくれる。
フィンはウー大陸でただ一人の『人間(Human)』とされている。
捨て子だったが、ジェイクの両親にひろわれて育った。
現在はグリーン・フィールドにあるツリーハウスで、ジェイクとともに暮らしている。
シリーズ開始当初は12歳だったが、本編中で少しずつ歳をとっている。
平行世界や異世界、前世で右手が義手になる確率が妙に高い。
ジェイク<Jake>
CV:斎藤志郎 / John DiMaggio
フィンの相棒にして、共に育った兄弟。おっさん声。
くりくりの目と、自在に伸び縮みする不思議な力をもつ黄色い犬。
非常に頼りになるのだが、かなり天然ボケな面や妙に諦めが良いところがある。
レイニコーンと結婚しており、5匹の子持ち。
プリンセス・バブルガム<Princess Bonnibel Bubblegum>
CV:田中理恵 / Hynden Walch
キャンディ王国のプリンセス。海外での省略表記では「PB」とも。
科学オタクで、城の内外でよく妙な実験に及んでいる。
可愛い顔をしてなかなかのマッドサイエンティストでもある(初登場時もドレスではなく白衣だった)。
城の地下にある牢獄には自分もぶち込まれた経験あり。
自称18歳だが、15年前でも現在と変わらぬ姿だったりとかなり謎。
意外とリアリストで、君主として大のために小を犠牲にする決断をとることも。
レイニコーン<Lady Rainicorn>
CV:洪英姫 / Niki Yang
虹のドラゴンのような姿をしたユニコーン。
ジェイクの彼女。韓国語を言うが翻訳は一切ない。
後にジェイクとの間に5匹の子供をもうけた。
アイスキング<Ice King>
CV:丸山壮史 / Tom Kenny
アイス王国の王。
いつも各国のプリンセスをさらってきては牢屋に閉じ込める、少々困った人(本人曰く「婚活」)。
かなりアホっぽいが、強い魔力を持ち、ヒゲで空を飛ぶ。
普段の様子からは考えられないくらいに重く、哀しい過去を背負っている。
マーセリン<Marceline the Vampire Queen>
CV:冠野智美 / Olivia Olson
1000年以上生きているヴァンパイア・クィーン。
血ではなく「赤い色」を好んで吸う。
ジェイクでさえ恐れる実力者だが、からかい好きな気さくなお姉さん。
斧を改造したギター「アックスベース」を持ってよく歌う。
ヴァンパイアなので日光を浴びると思いっきりダメージを負うが、
日傘やつばの広い帽子などで直射日光を遮れば外出しても大丈夫なようだ。
バブルガムとはケンカ友達のような関係。
愛称は「Marcy(マーシー)」。
ランピー<Lumpy Space Princess>
CV:太田哲治 / Pendleton Ward
コブコブ星(ランピースペース)のプリンセス。
紫色のコブコブした体をもち、野太い声で喋る。
コブコブ星のものに噛まれると、他の人もコブコブになってしまう。
難しい年頃の女の子で、頻繁に家出をする。
ガンター<Gunter>
アイスキングのところにいるペンギン。フィンとは友達ではない。
実はメス。見た目に反して鳴き声は全然かわいくない。
瓶を割るのが大好きで、アイスキングの命令で留守番するのが嫌い。
塩分をとりすぎているらしい。
BMO(ビーモ)
CV:池田果奈子
フィンとジェイクの家にあるゲーム機。
ビデオ再生したりカメラ機能もある。しゃべりはかわいい。
カタツムリ<Snail>
『アドベンチャー・タイム』におけるイースターエッグ。
エピソードのどこかに毎回こっそり(時には大胆に)登場する。
(画像下)
スーザン・ストロング<Susan strong>
CV:青山桐子
フィンに似ている(とされている)、マッチョな女の子。
地下に住むフィッシュピープルと共に暮らしているが、フィンと同じ「人間」なのだろうか?
フレイムプリンセス<Flame Princess>
CV:沢城みゆき
ファイヤー王国のプリンセス。
フィンの恋人だが、燃えさかる炎の肉体ゆえに、ふれあうことができない。
フィンとは同い年で、怒ると巨大な炎の怪物のような姿にもなれる。怖い。
レモングラブ伯爵<Earl of Lemongrab>
CV:岩崎ひろし
バブルガムが作り出した失敗作だが、バブルガムにつぐ王位継承権をもつ。
奇声を発する情緒不安定ぎみな男。「ぶぅあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
バブルガムが後にレモングラブⅡという分身のような存在を作り、仲間を得たことで情緒が安定……したかに見えたがやっぱりクレイジーのままであった。
プリズモ<Prismo>
どんな願い事でも叶える力を持つ多元宇宙の神。
壁に映ったピンク色の影という姿。
全能の力を持ちながら、性格はフランクで善良。
ジェイクにお手製ピクルスを振る舞うことも。
リッチ<The rich>
太古の時代から存在し続ける、全ての生命の根絶のみを目的とする邪悪な魔物。
生物の心と体を操る呪文を唱え、言葉一つ、吐く息一つがいとも容易く命を奪う。
倒しても他者の体を乗っ取ることもできる。
シリーズ通して最大最悪の敵。
その他のプリンセスたち
ホットドックプリンセス、
ボロボロプリンセス、
エメラルドプリンセス、
スライムプリンセス、
ワイルドベリープリンセス、
ゴーストプリンセス、
スケルトンプリンセス、
ピーナッツプリンセス、
タートルプリンセス、
ジャングルプリンセス、
スペースエンジェルプリンセス、
マッスルプリンセス、
エンゲージリングプリンセス、
パープルプリンセス、
赤ちゃんプリンセス、
チェッカープリンセス、
ビープリンセス、
プリンセス・プリンセス・プリンセス、
ブレックファーストプリンセス、
ドクタープリンセス(正確にはプリンセスではない)
など数多くのプリンセスたちがいて、一部を除いてみんなかわいい。
フィオナとケイク(Fionna&Cake)
アイスキングが書いた本の話という設定の、性別逆転世界の番外編エピソード。
わずか2回だけのエピソードだが、ファンの間では非常に人気が高く、ファンアートも数多く描かれている。
フィオナ<Fionna>
CV:半場友恵
フィンの女性版。ひょろいフィンに比べて明らかにむちむちしている。
アイスキングが好き(?)
ケイク<Cake>
CV:真山亜子
ジェイクの女性版。こちらは猫。おせっかい焼きでおばちゃんくさい。
プリンス・ガムボール<Prince Gumball>
CV:小野大輔
バブルガムの男性版。
アイス・クィーン<Ice Queen>
CV:三石琴乃
アイスキングの女性版。アイスキングと違ってけっこう美人さんで攻撃も激しい。
マーシャル・リー<Marshall Lee>
CV:森川智之
マーセリンの男性版。
別名・表記ゆれ
アドベンチャー・タイム/AT/adventure_time/AdventureTime
海外作品ゆえにタグの表記揺れは多い。
日本語版の正規タイトルは「・」がある『アドベンチャー・タイム』だが、日本語版の放送が遅かったためか、「・」の無い「アドベンチャータイム」の方がpixivタグとしては多く浸透している。
日本では「AT」といえば、『ボトムズ』のアーマードトルーパーや『エヴァンゲリオン』のATフィールドなどの方が一般的だが、海外では『Adventure Time』の略としてよく「AT」が使われる。
また、中国・台湾版のタイトルが『探險活寶』であるため、このタグもよく見かける。
アドベンチャータイムの二次創作の傾向
海外では非常に人気が高い作品であり、二次創作も活発で独自のカップリングも多い。
特に目立っているのがバブルガム×マーセリンの百合カップリング(通称「Bubbline」)。
公式が性別転換エピソードなんて流したものだから、ファン独自の性別転換絵もよく描かれる。
評価タグ
AT100users入り/AT500users入り/AT1000users入り