概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)に登場。
緑の髪に緑の目と緑の鎧と緑の騎士な姿をしており、シリーズの初代赤緑の緑担当。
初代の出っ歯以外ほぼ変わらないが、旅立ちの章では波かがった短髪の金髪に切れ目、箱田真紀では前髪少し垂れたオールバックな姿をしている。また黒豹だけにか黒服が多い。
『暗黒竜と光の剣』
タリスでのマルス挙兵の時から、マルスに帯同する。「黒豹のアベル」の異名を持ち、技と俊敏さに長ける。カインとは良きライバルで猪突猛進な彼とは違い落ち着いた性格。
暗黒戦争後、アリティア宮廷騎士団を除隊。いつの間にかエストと結ばれ、小さな店を始める。
FC版では出っ歯だったが、SFC版以降では普通のイケメンとなっている。
『紋章の謎』
アカネイア帝国軍の侵攻に抵抗するも、エストを人質に取られてしまったことからやむなく帝国軍に付く。
英雄戦争後、突然姿をくらましたエストを追って国を出奔し、行方不明となる。
他の媒体でのアベル
箱田真紀『暗黒竜と光の剣』
クールな性格でマルスへの忠誠心は誰よりも強い。
パレス奪還の戦いでマルスを逃し、剣とマントの切れ端を残し戦死してしまう。以後マルスやカインに影を落とすが……
『幻影異聞録♯FE』
ある人物のサイドストーリーで登場する。
『ファイアーエムブレムヒーローズ』
グラフィックはソシアルナイトだが、「店をやっていた」「マルス様を裏切った事がある」等の会話から、英雄戦争を乗り切った後の世界から召喚されている様子。エストとの仲も良好なようでありおそらくエンディング~後日談までの間というタイミングで召喚されたのだと思われる。
本作の騎兵は移動力が最高の代わりに全体的なステータスが低めに設定されており、ぱっと見では強さが分からないが、赤属性に有利が付く槍兵な上、赤属性の武器である剣を持つ相手の追撃を封じこちらが確定で追撃を行う「剣殺し」をもち、剣を持つ相手に圧倒的有利に立ち回れる。自身は攻撃時に2回攻撃を行う「勇者の槍」を持つため、追撃を含めると1手で4回攻撃を叩きこめるため攻撃の低さを手数でカバーしきってしまい、剣を持つ相手をほぼ無力化してしまう。騎兵ゆえ歩兵を逃がさず確実に先手を打てるというのも強み。
欠点としては攻撃や守備・魔防が低めで得意属性以外の相手をするのが苦手である事があげられるが、サービス開始時の召喚(ガチャ)では強力な剣を持つユニットが多く排出された事に加え、赤属性に強いキャラが集中しているため、人気キャラを単騎で完封できる彼は相対的に高い評価を得ていた。
しかしスキル継承が解禁されてからは低い耐久力や受けに回るともろい勇者の槍の扱いにくさ故評価が下落。
何より武器種こそ違えど立ち位置的には同じであるラインハルトが追加された事が問題。
剣しか対応できない彼と違いラインハルトは剣はもちろん赤魔道士を圧倒できるうえ同属性だろうが苦手属性だろうが圧倒する為、どうしても見劣りしてしまう。
しかし、ラインハルトは最高レアリティで入手が非常に困難であり、アベルはラインハルトにはない高い速さを生かし、あえて勇者の槍を捨て違う武器を継承させることで攻守に渡り活躍が見込めた。
…が、今度は大英雄イベントにて追加されたカミュが、自身より魔防以外の全ステータスで勝る全距離反撃が可能な騎馬槍で登場。
こちらはクリアさえできれば誰でも入手することが可能だった為、アベルでなければできない事がほぼなくなってしまった。
またラインハルトの排出レアリティが下がり入手が比較的容易になったのも大きな向かい風。
現状としてはほぼ「剣殺し」を継承させる有用なキャラとして認知されてしまっている。