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朱の盆の編集履歴

2018-04-25 12:57:21 バージョン

朱の盆

しゅのぼん

朱の盆とは、福島県などで伝承される妖怪

概要

会津(福島県)の諏訪の宮に伝わる妖怪。

に似て眼光鋭く、歯噛みする音は雷の如く響くと言う。

一度出現して標的を驚かせ、その後相手の不意をついてもう一度驚かす、所謂「再度の怪」と呼ばれる妖怪のひとつ。最悪の場合、驚かされた側はショックで死んでしまう。

資料によっては「朱の盤」「首の番」と表記していずれも「しゅのばん」と読み、此方が本来の呼び名だった可能性がある。


諏訪(長野県)にも登場し、こちらは舌が異様に長い老婆の妖怪「舌長婆」が宿に泊まりに来た二人の旅人を襲おうと、寝ている者の顔を嘗めていた所「舌長婆、舌長婆、諏訪の朱の盆じゃ。捗らなければ俺が手伝ってやろう」と扉を打ち破って朱の盆が登場する。こちらは顔の長さが2mもある赤い大坊主である。起きていた旅人が刀で切りつけると朱の盆は消えたが、もう一人の寝ていた方は舌長婆に連れ去られた。同時に泊まっていたボロ屋も消え、残された旅人は仕方なく大木に腰掛けて夜を過ごした。翌朝、あたりを見回すと連れ去られた者は骨だけになって横たわっていたという。

伝承で別々の妖怪が強力して人を襲うというのは珍しいケースである。


創作での扱い

  • ゲゲゲの鬼太郎

CV:小林通孝(3期)、郷里大輔(4期)、小西克幸(5期)


元々それほどメジャーな妖怪では無かったが、水木しげるの漫画作品『ゲゲゲの鬼太郎』で敵方妖怪の総大将・ぬらりひょんの手下として描かれてから、少しずつではあるが一般にその名が知られるようになった。

元ネタでは人を驚かせたり、場合によっては命も奪う恐ろしい妖怪だが、鬼太郎シリーズでは一貫して「ぬらりひょんの腰巾着」「間抜けでどこか憎めない小悪党」といった姿で描かれている。妖怪同士での戦闘もほとんどなく、いざ戦いになったとしても自分の力で勝利した事は皆無に等しい程の弱小妖怪(さすがに人間相手だと負ける事はないので最低限の力はある模様)。

ただし5期では妖怪城覚醒のため各地から家鳴りを集めるもうまくいかず、鬼太郎達との交戦中に苦労してやっと1体捕まえて報告に来るも無能ぶりにウンザリしたぬらりひょんに見放されてしまうが、ショックに泣きながら駆け出した矢先に次々と戦闘に巻き込まれてボコボコにされた(あまりの想定外ぶりに敵味方双方から「ごめん」と謝られている)ところが家鳴り達に大ウケし、結果やる気を出させて妖怪城を覚醒させることに見事成功した。さすがにぬらりひょんも想定外ではあったが、まさに「天が味方した」としか言いようのない偶然力が働いた功績に手のひら返しで称賛している。


関連イラスト

朱の盆


関連タグ

妖怪  

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