概要
「マグマックス」は日本物産が1985年に販売した業務用横スクロールシューティングゲーム。
デザイナーは「テラクレスタ」や「コスモポリス ギャリバン」などを手掛け、ハドソン移籍後、PCエンジン版以降のボンバーマンシリーズの殆どに携わっている藤原茂樹氏。
操作系は8方向レバーにショットボタンのみ。自機は最初戦闘機であるが、ステージ上に置かれている上半身パーツ、および下半身パーツと合体してロボットになり、合体したパーツからもショットが放たれる。また、同じくステージ上にある波動ガンという攻撃力の高いパーツは上半身と合体していないと所持できない。被弾するとパーツが一つずつ破壊されていき、戦闘機の状態で被弾すると1ミス。
地上と地下(もしくは水上と水中)をワープホールから行き来できる。
地上は日本物産の前作アーケードゲーム「セクターゾーン」(海外名;セクロス)同様、当時まだ珍しかったラスタースクロールで表現されている俯瞰ビューになり、地下は純粋なサイドビュー。
地下では合体したパーツから直線的に攻撃が出て、また当たり判定も合体の分だけ広がる。地上では合体しても攻撃は足元からの一箇所に集中するため狭いままであるが、当たり判定も狭いままなので難易度自体は地上の方が低い。
アーケード版の翌年にファミリーコンピュータ版が発売されている。難易度は下げられているものの基本は概ね同じである。ただしラスタースクロールは実装されていない。
また、地上にある8角形を半分にしたような硬い物体は、アーケード版では波動ガンでしか破壊できないが、ファミコン版は8発で破壊可能であり、そこからパーツも出現する。
プレイ動画
余談
- 藤原氏曰く、名前の由来は映画「マッドマックス」と、地下ステージに関係して「マグマ」にちなんでいるとのことだが、あまり深く考えて名付けた訳ではないという。
- 基盤の、使用されていないBボタン側に配線すると、押しっぱなしで画面を倍速表示できた。また、後期の基盤には画面静止ボタンもあった。両方とも画面撮影の為の仕様であるという。