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ヤサカの編集履歴

2018-05-23 16:41:18 バージョン

ヤサカ

やさか

ヤサカとは、原哲夫の漫画『蒼天の拳』の登場人物である。

概要

CV:若本規夫(パチンコ)、佐藤せつじ(REGENESIS)


北斗神拳経絡秘孔技術の源流にあたる西斗月拳(せいとげっけん)の使い手で、その拳の開祖である月氏族の血を引く男。かつて西斗を滅ぼした北斗を激しく憎み、北斗神拳の現・伝承者である霞拳志郎をはじめ、北斗に携わる者達を全て抹殺し、葬られた西斗月拳の名を再び地上に知らしめるという野望を抱いている。


人物像

癖の強い長髪に、顎と口元に髭を蓄えた渋い顔立ち。瞳の色は緑で、これは彼の出自である月氏族に共通する身体的特徴である。普段は黒い帽子とロングコートを纏っているが、その下はアジア系の装いとなっている。首には祖先から代々受け継がれてきた緑色の勾玉を下げているが、これが後に西斗と北斗の長きにわたる因縁の真実を知る鍵となった。


その行動理念は常に北斗への憎悪に起因され、ときには奇襲や人質といった方法で相手を追い詰めようとするなど手段を選ばない冷徹な性格。また、拳を見るために捕らえた流飛燕を拷問して楽しんだり、命乞いをする相手をからかってみせたりなど、ある意味、拳志郎にも共通するサディスティックな側面も持つ。


作中での動向

来歴

はるか昔、後の北斗神拳創始者・シュケンが、西斗月拳が世で悪用されることを未然に防ぐため、西斗の門弟として拳を学び、その秘孔技術を体得。その後、北斗宗家の高僧の命に従い、当時の伝承者と12人の高弟を皆殺しにした。そしてシュケンは、北斗宗家の拳に西斗月拳の秘孔技術を取り込んだ史上最強の暗殺拳・北斗神拳を完成させたという。


唯一生き残ったとある西斗月拳の使い手を引くヤサカは、その経緯から北斗に対し2000年分の憎しみを抱き、北斗を打倒した上で西斗月拳の名を再び地上に知らしめようと目論む。


大湖弊の用心棒として

当初は世間に虐げられる貧民・百姓のために強盗を働き、国民党の資金を奪ったことで彼らに捕縛される。その後、「大湖弊」の総帥・杜天風により買い取られ用心棒として活動。杜との因縁から彼の首を付け狙う北斗劉家拳の使い手・劉宗武や、大湖弊と上海の覇権を競う「青幇」に身を置く拳志郎の暗殺を依頼される。


はじめ宗武を強襲するが大きな成果は上げられなかった。その数日後、劉家拳を源流とする極十字聖拳の使い手・流飛燕に目をつけ、囮を使い襲撃した末に捕縛する。飛燕を監禁・拷問した上で、その拳から北斗の流れを見切ろうとした。その後、飛燕を捜索して現れた拳志郎と拳を交えるも、国民党軍の攻撃で邪魔されその場は退却した。


しばらくは杜の船で身を隠すも、青幇の攻撃により船は沈没。杜も宗武らに追い詰められ死亡したため、以降は単独で北斗への復讐を企てるようになる。


西斗破滅の真相

杜の死後は寧波に渡り宗武と再戦するが、戦いの中で宗武の成長を感じ取る。同時に、宗武と拳志郎による「天授の儀」が行われることから、敢えて二人をその場で闘わせた上で、その後にその勝者を倒そうという考えに代わり、二人の天授の儀を見届けることを決意する。


その後、天授の儀の勝者である拳志郎を殺害しようとするが、北斗の菩提寺に密かに保管されていたシュケンのものとされる勾玉から、西斗月拳が滅んだ真の歴史や、自身の血統を知ることになる。


実はシュケンは高弟たちを殺害したものの、婚約関係にあり自身の子を身籠っていたヤーマだけは殺すことができなかった。ヤーマは、シュケンが望む平和のために自ら奈落へと身を投げる形でシュケンの前から姿を消すも、既の所で西斗の守護獣である狼に命を救われていた。


その後、ヤーマはシュケンの子を出産。しかし、月氏の民たちは裏切り者であるシュケンの血を引くその赤ん坊を許さず殺害しようと付け狙い、ヤーマ母子は逃亡の末にとうとう捕縛される。ヤーマは、罪があるのは子ではなくシュケンを愛した自身にあるとし、自らの胸に刃をつきたて、己の命を引き換えに子は助けて欲しいと懇願しながら死亡。その行為に感じ入った民は、ヤーマの子を殺さず、かといって保護もせず、赤ん坊を砂漠に捨て置いて去っていった。赤ん坊は、後に狼によって乳を与えられて生き延びた。


その子供こそがヤサカの祖先であり、つまりヤサカには憎むべきシュケンの血も流れている事になる。


拳志郎との決着

ヤーマは北斗の死を望んでいなかったことを知り、偽りの復讐のために飛燕を手に掛けた自らの罪深さを感じ死のうとするが、自害できないという掟があるため、拳志郎に止めをさしてもらおうと再戦する。当初はその本意を悟らせまいと、己の宿命が偽りであったことに激昂し、その怒りの矛先を拳志郎にぶつけようとしている体を演じたが、拳志郎からはその放たれる奥義に殺気がなく、ヤサカが自身に討たれようとしていることを看破される。


それでもヤサカは、飛燕の件を引き合いに出し尚も自身を倒し仇をとるように懇願するも、拳志郎もまた朋友・飛燕の遺言により、己の拳を復讐に染めないことを誓っていた。拳志郎からは、シュケンの勾玉を託され、ヤーマの墓へ戻し愛し合った二人の魂を寄り添わせることを頼まれると共に、ヤサカ自身も生きることを願われる。


拳志郎と共に上海へと戻ったヤサカは、飛燕の義子となったエリカの下を訪れ、自身が飛燕を殺したことを名乗り謝罪した。いかなる罰も受ける覚悟で、彼女に自らの生死を委ねたが、エリカからは「それ(勾玉)を守るかぎり いずれナチがあなたを殺すわ」と言ってのけられると共に「ただ飛燕のために祈って欲しい」と告げられた。その後は飛燕の墓の前で冥福を祈った。


TVアニメ『蒼天の拳 REGENESIS』

2018年版アニメでは設定が原作とは若干異なり、杜天風や劉宗武との接点が存在せず(そもそも二人が登場していない)、単独で北斗の拳士たちを付け狙う存在となっている(それでも、国民党軍と何らかの接点があるようではあるが)。


原作では飛燕によって殺害されたシャルル・ド・ギーズもヤサカによる犯行とされ、その場に居合わせた飛燕と拳志郎がお互いを犯人と勘違いし拳を交える要因となった。


余談

我が神は

その名前が『東方Project』の登場キャラクター・八坂神奈子やさか かなこ)の名前とかぶるため、たびたびネタにされている。


関連タグ

蒼天の拳

西斗月拳 経絡秘孔

復讐 暗殺者

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