概要
ウルトラマンエースに倒されたサボテンダーを再生、強化改造を施した個体で、改造巨大ヤプールが率いる怪獣軍団の1体。
強化された姿とはいえ、生前よりもずんぐりむっくりな体型、全身の無数のトゲが殆どないなど、見るからに残念な姿になってしまっているが、一応、前回よりも大幅にパワーアップしているらしい。ちなみに身長:60m 、体重:5万tとデータ的には生前と同じである。
柔軟な体と軽快なフットワークを生かした動きで相手を翻弄し、劇中未使用であるが、両腕の先にあるトゲをミサイルのように連射して飛ばすことが可能とされる。
改造ベムスターを苦しめるトンデモ一般人・海野八郎青年の猛攻に肝を冷やした改造ヤプールが、彼を亡き者にしようと、改造ベムスターの助太刀を命じて出撃するが、何を思ったのか改造ベムスターを思いっきり勢いを付けて突き飛ばして進撃するという衝撃的な登場を果たす(改造ベムスターに取りついた海野青年を振り落とそうとしたのか、はたまた単に「怪獣の分際で目立ってんっじゃぁねえよっ!」との自己意識の表れだったのか、「しっかりしろ!」と喝を入れたのかは謎)。
海野青年を殺害しようと迫るが、彼を助けるために現れたウルトラマンタロウに阻まれてしまう。
そして、そんな不甲斐ない2匹救援の為に出撃した改造ベロクロンⅡ世もZATの足止めの為に役に立たず、改造ベムスターは海野青年の猛攻の為に当てに出来ない状況下でタロウと孤軍奮闘の戦いを繰り広げる羽目となってしまう。
だが超獣なんぞは所詮過去の遺物か、タロウがAよりも強かったのか、タロウを投げ飛ばすなどある程度は善戦するものの、最後は「ストリウム光線」を受けてあっけなく力尽きるのだった…。まあ改造前のサボテンダーからして一話で二回もエースに負けるほど弱い超獣だったので、タロウ相手にそこそこ頑張れた改造サボテンダーは前回よりもパワーアップしているというのに偽りはないと思われる。前編では圧倒的な強さだったのに後編では散々な目にあわされていた改造ベムスターや、出てきただけで何もせずに倒された改造ベロクロン二世よりはマシな扱いだったとも言えなくもない。
ちなみに改造ベロクロン共々オープニングのテロップに名前が出ていない。